「愛国画報 From LA」 より。
北方領土にせよ竹島にせよ、日本は常に「わが国の固有の領土だ」と主張します。普段「固有の」なんて言葉はあまり使わない。「固有のカバン」とか「固有のオンナ」とか云わない。で「固有の領土」ってナニよ?と思って、外務省のウェブサイトを見ると、
an integral part of Japan's sovereign territory
とありました。「固有の」って「欠かすことの出来ない」と云う意味か、なるほど。
つまり領土問題が起こる度に、首相や外務大臣が周辺諸国に対して「欠かすことの出来ない領土である」と云ってるのですね。うーむ、何となく空しい響き。別にどうってことのない言葉です。だって「欠かしても構わない」のだったら、そもそも領土じゃないし。
何だか「固有の領土」と発言するとき、政治家の皆さん、心なしかキッとした眼差しになるような気がするけど、ただ単に当たり前のこと云ってるだけなんだなあ。ま、これじゃ相手国も驚きゃしないでしょう。
現実を直視すれば、何を云おうと言葉で領土を取り返すなんて無理な話。弱ければ領土は取られる。強ければ領土は取れる。やはり軍備を増強し、核ミサイルを保有して、不埒な奴らを脅し上げるしかありません。
出来る事から始めましょう。先ずは他先進国並みのGDP比2%くらいの軍事費は確保して装備拡充を図る。自衛隊員と予備役を増員する。間抜けな憲法も改正し、第9条なんてモノはあっさり削除する。そして
毅然として軍事侵攻する!
単純な話です。領土問題の解決はコレしかない。
仮に「ものすごく固有の領土だ」とか「死ぬほど固有の領土だ」とか云っても、国際社会は相手にしてはくれません。身悶えして「コレなしでは生きてはいけない固有の領土よ」と泣き崩れても、舐められるだけです。
領土は武力で守るもの、そして武力で奪い合うものなのです。