暗殺者
≪公開時コピー≫殺しの達人VS挑戦者
世界一危険な男が、決まる瞬間。
製作国:アメリカ
製作年:1995年
公開年:1996年
【監督】 リチャード・ドナー
【製作】 ジョエル・シルヴァー
ブルース・エヴァンス
レイノルド・ギデオン
アンドリュー・ラザー
ジム・ヴァン・ウィック
リチャード・ドナー
【出演】 シルヴェスター・スタローン (ロバート・ラス)
アントニオ・バンデラス (ミゲル・ベイン)
ジュリアン・ムーア (エレクトラ)
アナトリー・ダヴィドフ
ミューズ・ワトソン
スティーヴン・カーン
スティーヴン・リスカ
【Zero的評価】 0円
【リピート率】 ★
【見所】 暑苦しいバンデラスと見苦しいスタローンの対決
【鑑賞本数】 年間:9作目 通算:30作目
【 感 想 】
初見だと思っていたが、最後まで見るうちになんだか見た記憶が・・・。多分、スタローン好きの自分の兄貴のつきあいで一回は見ている気がするのだが、全く記憶に残らないっていうのはよっぽど記憶に残らない映画なのかと、まず、思ってみる。
気分を取り直してみるものの、見終わった後の印象といえば、汗だくのバンデラス。彼はそれでなくても顔が濃いスパニッシュなので、あまり汗だくになってほしくないというのは個人的感想。ある意味、あの濃さが配役の妙でベストキャストなのかもと思えてしまう。廃墟と化したホテルで照準をあわせて、今か今かとラスがでてくるのを待ち構えてる姿はクレイジーさを漂わせている。待つものの息苦しさとか、暗殺者としての焦りなんかは伝わってくるが、暑苦しいの一言で終わらせてしまうこともできる。
一方のスタローン。いつの年になっても熱血漢な役どころはそろそろムリがあるかと思うのですが、超一流の暗殺者なら、引き際も一流であろうよと思わずつっこみが。年寄りの感傷に付き合うほど自分は大人ではない。見ていて見苦しいことこの上なし。これが最後だ・・・なんていいながら、依頼とは違う仕事をしてしまうのって、超一流なのでしょうか?元々の顔立ちが苦悩を背負った顔だちなんで、あまりみっともなく、ぐだぐだと悩む姿は二倍増しでうっとうしい。あぁ、もう、男らしくない!と画面にむかって叫んだのは内緒の話。
よっぽどラスを倒して俺が一番だ!とはりきるベインのほうが好感を持てる。わかりやすすぎる思考回路が。とはいえ、それほど一等賞にこだわる理由が今二つ三つ「?」だったのですが、ようは運動会で一等賞とって誉めてもらいたいお子様と一緒?でも、だれが誉めるの?むしろ自己満足?でも、それで、依頼主との信頼関係を築けなかったら意味レスだと思うのですが。
どうにも暑苦しい、見苦しいと疲れだけが異様に残る作品で、二度と見るものかと思ってみる。
ブレイド2
≪公開時コピー≫俺が倒せるか!!
製作国:アメリカ
製作年:2002年
公開年:2002年
【監督】 ギレルモ・デル・トロ
【製作】 マイケル・デ・ルカ
ピーター・フランクフルト
ウェズリー・スナイプス
【出演】 ウェズリー・スナイプス (ブレイド)
クリス・クリストファーソン (ウィスラー)
レオノア・ヴァレラ (ニッサ)
ルーク・ゴス (ノマック)
ロン・パールマン (ラインハルト)
トーマス・クレッチマン (ダマスキノス)
ノーマン・リーダス (スカッド)
マリット・ヴェラ・キール (ヴェルレイン)
ドニー・イェン (スノウマン)
マット・シュルツ (チュパ)
ダニー・ジョン=ジュールズ (アサド)
ダズ・クロウフォード (ライトハンマー)
【Zero的評価】 200円
【リピート率】 ★★★
【見所】 BLOOD PACKの面々。
【鑑賞本数】 年間:8作目 通算:29作目
【 感 想 】
続編が作られると観客は勝手なもので、前作より面白いもの、刺激のあるものを求める。限られた時間の中で、それを作るということは監督も、出演者も多大なるストレスを抱え込むことだろう。だが、観るものははっきり言って、そんなことは"関係ない"のである。と、能書きめいた前書きをした上で、はっきりと言わせてもらう。『何でこんなになっちゃうの!?』と。
頑張りは認めるし、闘いシーンも前作以上に手が込んでいて見応えもあった。だけど、人というのは勝手なもので、見応えのあるバトルシーンを見せられても、一筋縄で満足できないものである。
一作目でブレイドとチームを組んでいたウィスラー。死んでいたかと思っていただけに、生きて戻ってきたときには何か複線があるのではとも思ったし、ブレイドとのコンビが見れるとワクワクもした。ウィスラー不在のブレイドが新たにチームを組んだマリファナ中毒の坊やスカッドに『俺の作品を勝手にいじりやがって』と怒鳴る所なんかは"頑固親父"そのもので、内心ニヤリとした。
さらには、新たなる強敵を倒すべく手を組む゛BLOOD PACK"の面々に期待もした。エキゾチック美人なニッサ、ニヒルな笑いがたまらないラインハルト等など。なのにだ。あの程度の見せ方しかできないのかと心底がっかりとしてしまう。
そこで自分は考えた。何でこんなにつまらなく感じるのだろうと。思いついたのは、そうか、ブレイドは基本的に一匹狼なはずなのに、そこにどんな思惑があろうと、簡単にチームを組んだりするからだと。一観客の我がままなんかにつきあいきれないとは思うが、孤独な香りのする男=ブレイドであってほしいと願うのであった。
ブレイド
≪公開時コピー≫奴は血を流す。
ヴァンパイアも新世紀へ侵入―。
製作国:アメリカ
製作年:1998年
公開年:1999年
【監督】 スティーヴン・ノリントン
【製作】 ピーター・フランクフルト
ウェズリー・スナイプス
ロバート・エンゲルマン
【出演】 ウェズリー・スナイプス (ブレイド)
スティーヴン・ドーフ (フロスト)
クリス・クリストファーソン (ウィスラー)
ウンブッシュ・ライト (カレン)
ドナル・ローグ (クイン)
ウド・キア (ドラゴネッティ)
アーリー・ジョヴァー (マーキュリー)
トレイシー・ローズ
ケヴィン・パトリック・ウォールズ
サナ・ラッサン (ヴァネッサ)
【Zero的評価】 320円
【リピート率】 ★★★
【見所】 ブレイドのブレイドたる所以のブレイドさばき
【鑑賞本数】 年間:7作目 通算:28作目
【 感 想 】
面白いか面白くないかを先に述べるとしたら『大変よく頑張りました。二重丸』といった所だ。
ヴァンパイア自体、使い古された題材で固定観念をくつがえそうとした努力は認める。それは、かつて『処女の生血』という映画でヴァンパイアを演じたウド・キアーを出演させ、さらには同属のヴァンパイアに殺させ、古きを滅ぼし、新しきが栄える的なわかりやすい見せ方にもよく現れている。
ヴァンパイア一つとっても、先天的ヴァンパイア(純血)と後天的なヴァンパイア(混血)と明確なライン引きがしてあり、善悪がはっきりとしている。
映像的にも、ヴァンパイアが滅びる瞬間-一瞬にして灰になる-や、古代預言書を解読する所-CGを使って、マルガの君臨を視覚的に見せる-は、確かに見応えがあり、監督のこだわりがしっかりつめこまれている様子が窺える。-ただ、そのこだわりが、ブレイド愛用の日本刀もどきだったり、床の間に掛軸・花だったり・・・の中途半端なジャポニズムが随所に見られ、こだわりというよりむしろ悪趣味の粋に達しているとしか思えないというのは余談である。
前半部分はブレイド演じるウィズリー・スナイプスの動きに―さすが付け焼刃ではないという動き―かっこよく、美しさすら感じられるのに、後半に進むにつれ、闘いシーンがゲームっぽいちゃちな動きになったり、『所詮アメコミだよね。』的な、うすっぺらさが露出してしまっている。
映画=娯楽といえばそれまでなんだが、前半の展開が好印象なだけに、後半、特にラスト・シーンのまずさが惜しまれる。
キス・オブ・ザ・ドラゴン
≪公開時コピー≫傷ついた凶器ほど、優しい夢を見る。
この闘いに愛などいらない――。
製作国:フランス/アメリカ
製作年:2001年
公開年:2001年
【監督】 クリス・ナオン
【製作】 リュック・ベッソン
スティーヴ・チャスマン
ジェット・リー
ハッピー・ウォルターズ
【出演】 ジェット・リー (リュウ)
ブリジット・フォンダ (ジェシカ)
チェッキー・カリョ (リチャード)
ローレンス・アシュレイ
バート・クウォーク
マックス・ライアン
リック・ヤン
【Zero的評価】 1000円
【リピート率】 ★★★★
【見所】 チェッキー・カリョの粘着質さ。もしくは、ジェット・リーのきれっぷり
【鑑賞本数】 年間:6作目 通算:27作目
【 感 想 】
好きなものは何度でも観る・・・という悪(?)癖を持つ自分。二度目の「キス・オブ・ザ・ドラゴン」です。
アクションスター、ジェット・リーと、世紀の生んだ奇才リュック・ベッソンが手を組んでできた一作と納得のいく作品なのは承知の上。
リュック・ベッソンの得意とする孤独の香りのする男がかわっていく様をテンポのよいアクションと個性豊かな脇役でうまくストーリーを展開させてる。人によってはワンパターンとも思える展開ではあるが、それでも飽きのこないしあがりになっているのはさすがです。
ジェット演じるリュウが罠にはめられ、真実を暴いていくストーリー展開は、使い古されたものであるが、時としてクスリと笑いをさそい、時として手に汗握るスリル感あふれる展開で、観客をぐいぐいと作中にひきこんでいく。
そんな作品にしあげるためにも、ジェット・リーはなくてはならない役者である。CG・VFX、さらにワイヤー・アクションという表現手段が多様した中、多少の運動神経と一定期間のトレーニングでそれなりのアクション映画ができあがってしまう。でも、そんなつけ焼き刃的な魂のこもっていないアクションは観るものをしらけさせ、あきあきとさせる。そんな中、幼少期より東洋武術をたしなみ各大会で優秀な成績を納めているジェットは、“決め”を押さえたアクションをこなす。
誰かがどこかで言っていた。ジェットは演技のできるアクション俳優ではなく、アクションのできる俳優であると。どちらかがかけても面白み・真実味が脅かされる。だが、ジェットは両方を兼ね備えたバランスのよいすばらしい役者である。
そんな彼だからこそ、観るものを魅了し、『あぁ、映画を観たんだ』という満足感を与えるのだ。
ただ、難をつけるとするのであれば、ポイントとして使われる鍼。あのあたりをもう少し掘り下げてくれれば、ラスト・シーンがより、効果的に決まっただろうに…。その点だけが惜しまれる。
ミッション:インポッシブル
≪公開時コピー≫不可能を可能にする
製作国:アメリカ
製作年:1996年
公開年:1996年
【監督】 ブライアン・デ・パルマ
【製作】 トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
【出演】 トム・クルーズ (イーサン・ハント)
ジョン・ヴォイト (ジム・フェルプス)
ヘンリー・ツェーニー (クレア・フェルプス)
エマニュエル・ベアール (ユージーン)
ジャン・レノ (フランツ)
ヴィング・レームズ (ルーサー)
クリスティン・スコット・トーマス (サラ)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ (マックス)
インゲボルガ・ダクネイト (ハンナ)
エミリオ・エステヴェス (ジャック)
アンドレアス・ウィズニュースキー
デイル・ダイ
【Zero的評価】 320円
【リピート率】 ★★★
【見所】 変装またはメガネ
【鑑賞本数】 年間:5作目 通算:26作目
【 感 想 】
時代の波にめちゃくちゃ乗り遅れておりますが、M:I見ました。「スパイ大作戦」のリメイクだから気になっていたのに、天邪鬼な自分は先延ばしにしておりました。(ちなみに元ネタは名前しか知りません。)
一言で表すなら・・・めちゃめちゃいい。
リメイクといえども、さすが、スパイ大作戦。現代風にアレンジされていても、面白かったです。
昨今のリメイクものはあたりはずれあるけど、これはあたりの部類に入るかなと思ってみる。むしろ、素直に面白かったって言える映画です。
アレンジも無理なく現代風にアレンジされていて、見ていて見苦しいと感じられなかったのがよかった。きっと元ネタしっている人はニヤリとさせられるんだろうなぁという映像があって、どうせ元ネタ知らないしと一寸すねかけたのは内緒デス。
しかも、皆、演技力のある俳優さんばかりで、『だまされた~』と、騙されてしまうこともあり(笑)みたいな。こりゃ、やられたって感じでした。(騙されんなよってツッコミもある。) こっているなぁと思うところは多々あるんだけど、嫌味というか、奇をてらってなくって、なんか、ありそうな気がして、わざとらしく感じられないのが好感をもてました。
明智小五郎好きとしては、スパイグッズにもニヤリとさせられたし。なんで、皆わざとらしく眼鏡かけてんのかなぁって思ったら、そういうオチかい。とか。(詳しくは見てください。って宣伝してんなぁ。)
しかし、トム・クルーズも脚本に恵まれればいい役者なんだと再認識。インタビュー・ウィズ・バンパイアとか今ひとつぱっとしない作品が続いたんで、所詮、顔だけか?と思ったりもしたけれど、脚本しだいなのね。スタンダードにいい男だよね。華やかさのある役者さんというか。
つっこみどころは満載なんだけど、とりあえずCMでよく目にしていたちょっと無重力働いてま~すチックな映像の謎がとけて満足、満足って感じの一作でした。
ジュマンジ
≪公開時コピー≫死にたくなかったら、
ゲームを続けるしかない。
製作国:アメリカ
製作年:1995年
公開年:1996年
【監督】 ジョー・ジョンストン
【製作】 スコット・クルーフ
ウィリアム・ティートラー
【出演】 ロビン・ウィリアムズ (アラン・パリッシュ)
ジョナサン・ハイド (ヴァン・ペルト / サム・パリッシュ)
キルステン・ダンスト (ジュディ)
ブラッドリー・ピアース (ピーター)
ボニー・ハント (サラ)
ベベ・ニューワース (ノーラ伯母さん)
デヴィッド・アラン・グリア
アダム・ハン=バード (アラン / 12歳)
ローラ・ベル・バンディ (サラ / 12歳)
【Zero的評価】 320円
【リピート率】 ★★★
【見所】 いろいろとでてくる変なあれやこれ
【鑑賞本数】 年間:4作目 通算:25作目
【 感 想 】
大工場の気弱なお坊ちゃまアランが「ジュマンジ」なるボードゲームを拾ったことからはじまる。「ジュマンジ」とは、ダイスの目に応じて表れる文字が実際に起こるなんとも不思議なボードゲーム。アランと彼女のサラがゲームを開始すると、サラの目の前でゲーム盤の中のジャングルへと吸い込まれてしまった。
26年後、アランの家に引っ越してきたジュディとピーター姉弟が屋根裏でジュマンジを見つけてしまい、サイを振ってしまったのが運の尽き。ピーターのだした目でアランは無事に戻ってくるが、両親はすでに他界。しかも26年の月日はアランの知っている世界ではなく、異世界。体は38歳と大人だけれど、中身は 12歳のまま。パパー!ママー!僕帰って来たよ~。と走っていく姿が切ない。
アランはジュディ、ピーターとともにゲームを終了させようとするが、その為にはサラが必要不可欠。サラにゲームに参加するよう説得するが、サラは目の前でアランがいなくなってしまったことが原因でノイローゼ気味。12歳の子どもがゲーム盤に吸い込まれましたといっても誰も信じるわけがない。当然とはいえ、気の毒な話。
結局、皆で力を合わせてゲームを終わらせようとするのだけれど、猿に吸血蚊、ライオンやらばかでかい蜘蛛に人を襲う木、ありえないモノたちに襲われる4人。さらにはアランを執拗に追う英国人ハンターのヴァン・ベルトも登場。
街をひっくるめての大騒動になっても、ゲームを終えることに必死になる4人の姿はかっこいい。もういや、といって全てを投げ捨て、逃げてしまうという選択肢もあるはずなのに、それをせず、自分の手で始末をつけようとする有り様が大人だなと。見習いたいと思う。
個人的に過去に手を加えると未来が変わるのか、過去に手を加えても、流れ着くところは同じなのか、結果的に起こるべき事は起きるのかという疑問が一つ。最後まで見るとこの疑問の理由がわかるかと思います。
BROTHER
≪公開時コピー≫北野組、世界照準
製作国:日本/イギリス
製作年:2000年
公開年:2001年
【監督】 北野武
【出演】 ビートたけし (山本)
オマー・エップス (デニー)
真木蔵人 (ケン)
寺島進 (加藤)
大杉漣 (原田)
加藤雅也 (白瀬)
石橋凌 (石原)
ジェームズ繁田)
渡哲也 (仁政会組長)
【Zero的評価】 100円
【リピート率】 ★
【見所】 「fackin JAPANぐらいわかるんだよ」
【鑑賞本数】 年間:3作目 通算:24作目
【 感 想 】
ビートたけしという人のすごさというのは目の当たりにして、認識は改めたけれど。普段、テレビの司会とか、そういうので見るちょっとふざけたところのある姿はどうにも好きになれなかった。小さい頃から。たけし軍団といる時は特に。でも、俳優としてのビートたけしは、バトル・ロワイヤルの時はじめて見て、この人はすごいと思ったのは正直な思い。BROTHERではその思いが二倍増しぐらいで、やっぱりすごいと思った。
たけし演じるヤクザの山本。抗争の果てに居場所をなくし、弟のいるロスへと向かい、ロスでマフィア相手にのし上がっていく。本人は特に何かをしているわけではなく、腹心や弟分とか、山本に惹かれていく人々が勝手に組織を作り上げて、大きくしていく。
山本という人がヤクザの王道を行くような人なんだろうな。義理と人情とそういった昔気質な感じが伺えた。結果としては、それがあだとなって居場所をなくすんだけど、悪あがきするでなく、その事実をすんなりと受け入れる姿は男気を感じた。かっこいいなとも思えた。
ロスに行ってからも、「アニキ」と慕われ、異常なまでに奉られる。それを自然に受け入れる姿はタダモノじゃない?あくまでも他人事で見ていて、あいつらが勝手にやってるんだよって雰囲気がにじみでていて、淋しい人なのかなとも思ってみたり。
「ファッキン・ジャパンぐらいわかるんだよ。バカ野郎。」こういう啖呵の切り方ができるのはビートたけしぐらいか。バカにされているのをうすうすとわかっていながら、何事もないかのようにふるまっていて、いきなりのこのセリフ。思わず「アニキかっこいい~」と思ってしまった。天辺までいったら精々ド派手にぶち壊してやろうじゃないか。そんな刹那的な生き方についてはいけないが、男らしくはあった。
手下に意外と渋い役者を集めていて心憎いと思ったのは内緒の話。加藤雅也と寺島進はかっこよかった。しかし、血なまぐさかったが…。
バックドラフト
≪公開時コピー≫炎よりも激しく燃える愛と青春に
命をかけた兄と弟・・・・・
製作国:アメリカ
製作年:1991年
公開年:1991年
【監督】 ロン・ハワード
【製作】 リチャード・バートン・ルイス
ペン・デンシャム
ジョン・ワトソン
【出演】 カート・ラッセル (スティーブン・マカフレイ / ブル)
ウィリアム・ボールドウィン (ブライアン・マカフレイ)
ロバート・デ・ニーロ (リムゲイル放火犯罪捜査官 / シャドー)
スコット・グレン (ジョン・アドコックス / アックス)
ジェニファー・ジェイソン・リー (ジェニー)
レベッカ・デモーネイ (ヘレン)
ドナルド・サザーランド (ロナルド・バーテル)
クリント・ハワード (検死医)
ライアン・トッド (ブライアン / 幼年期)
ジェイソン・ゲドリック (ティム / ブライアンの同僚)
J・T・ウォルシュ (スウェイザク市会議員)
【Zero的評価】 320円
【リピート率】 ★★★★
【見所】 バックドラフトの瞬間またはシャドーの存在
【鑑賞本数】 年間:2作目 通算:23作目
【 感 想 】
いつもかじり見しかしておらず、場面場面は知ってはいるものの、ストーリー全体は把握していなかった「バックドラフト」ようやくきちんと見る機会を得た。
できのいい兄貴を持ってしまうと、弟は肩身を狭い思いをしなきゃならないのは万国共通か。できのいい兄貴がコンプレックスのブライアン。兄貴のいる17小隊には配属されたくないが、運命のいたずらなのか、親切心か嫌がらせか配属されてしまう。できのいい兄貴スティーブンが部下に慕われている姿を目の当たりにし、友人たちには「いい兄貴だな」と誉め言葉?嫌味?を言われているうちに、どんどん萎縮してしまう姿は他人事ではない。(4人兄弟の末っ子デス。)
兄貴は兄貴で父の死の現場にいなかった後悔から仕事に対してがむしゃらになってしまう。そんなスティーブンについていけなくなった嫁。レベッカ・デモーネイ。卒業白書の小悪魔ちゃん。年をとれば人はずいぶん変わる。さっぱりわからなかった。それはさておいて。スティーブンの心の重荷を分かち合えない元嫁ヘレン。その気持ちもわかるが、決して口にしないスティーブンの気持ちもわからなくはない。人ってどうしようもない生き物だよね。
父親と同じ職につこうとしたその心理はわかりかねるが、よっぽどお父さんが立派な人だったのか。二人の息子が同じ職につくことは親としては嬉しいような、危険であるが故に違う職について欲しいと思うような微妙なところか。
スティーブンもブライアンもともに好きな感じの人たちだったが、バックドラフト一番のおいしい役はロバート・デ・ニーロ演じるところのリムゲイル火災調査官だと思う。偏屈な調査官。やっぱりデ・ニーロはおいしいところを持ってくなと一人にんまりしてしまった。個人的にはブライアンが彼女とはしご車の上でいちゃついてるところに、出動してしまうシーンがお気に入り。殺伐としているストーリーの中で唯一ほんわかしていて心がなごみます。
X-メン
≪公開時コピー≫敵は強大
味方はわずか
製作国:アメリカ
製作年:2000年
公開年:2000年
【監督】 ブライアン・シンガー
【製作】 ローレン・シュラー=ドナー
ラルフ・ウィンター
【出演】 パトリック・スチュワート (プロフェッサーX)
イアン・マッケラン (マグニートー)
ファムケ・ヤンセン (ジーン・グレイ)
ジェームズ・マースデン (スコット / サイクロプス)
ヒュー・ジャックマン (ローガン / ウルヴァリン)
タイラー・メイン (セイバートゥース)
アンナ・パキン (マリー / ローグ)
ハル・ベリー (ストーム)
レベッカ・ローミン=ステイモス (ミスティーク)
ブルース・デイヴィソン (ケリー上院議員)
レイ・パーク (トード)
マシュー・シャープ
【Zero的評価】 320円
【リピート率】 ★★★
【見所】 ミスティークの変身ぶり
【鑑賞本数】 年間:1作目 通算:22作目
【 感 想 】
超能力ネタは大好きなんだけれど、今一つなイメージがぬぐえなかったX―メン。元ネタがアメコミらしい。アメコミ映画の全てが面白くないわけじゃないんだけれど、コミック読んでない人には大元の設定とかわかりづらいと思ってもみたり。複線というか、裏設定が細かすぎるというか、理解するのに時間がかかった。
ローグとローガンの二人。どっちが主役と「?」が飛んでみたり。個人的には女の子大好きなんで、ローグが主役…だよね?と思いたいのだが、話的にローガン(ウルヴァリン)が主役なのか?とあまりつっこまれてなくって、こうなんかなぁって想像する部分が多かったのが不満。この二人、名前が似ててややこしいのも不満。
設定的には近未来?建物周りはたまらなく好みだったんだけれど、議会というのでしょうか。プロフェッサーXとマグニートがすれ違う渡り廊下っぽいところの建物とか好みだった。それはさておくとして。
ミュータントも元の元をたどれば同じ人間。何かのきっかけで第三の目が開いちゃった口だと思うのだが、ストームや、ジーンレベルであれば、ちょっと変わった力を持っているのねぐらいで済むんだろうけれど、ローガンとかミスティークレベルにいってしまうと、不気味かも・・・と思ってしまうかもしれない。
プロフェッサーX率いるX-MENチームと、マグニート率いるマグニートチーム。前者が善で、後者が悪というわかりやすい物語の構造に、若干しらけたのは内緒の話。そもそも、マグニートが絶対的な力を得ようとする背景を鑑みれば、それを誉めることはできないけれど、それでも、同情の余地はあるのではないかと思ってみたり。
その上、ローガンが謎めいた人物であるのは構わないのだけれど、謎が多すぎてその存在意義が不明。結局、誰が主人公なの?という疑問は残るし、金がかかっている割にはストーリーがチープで素直に楽しめなかった。そろそろ安易なアメコミ映画化やめませんか?
ザ・ロック
≪公開時コピー≫ザ・ロック」へようこそ――
製作国:アメリカ
製作年:1996年
公開年:1996年
【監督】 マイケル・ベイ
【製作】 ドン・シンプソン
ジェリー・ブラッカイマー
【出演】 ニコラス・ケイジ (スタンリー・グッドスピード博士)
ショーン・コネリー (ジョン・パトリック・メイソン)
エド・ハリス (フランシス・X・ハメル准将)
マイケル・ビーン (アンダーソン隊長)
ウィリアム・フォーサイス (アーネスト・パクストン)
デヴィッド・モース (トム・バクスター)
ジョン・スペンサー (ジェームズ・ウォマック長官)
ジョン・C・マッギンレー (ヘンドリクス)
ヴァネッサ・マーシル (カーラ)
クレア・フォーラニ (ジャド)
トニー・トッド (ディロー)
ジェームズ・カヴィーゼル (F-18パイロット)
ダニー・ヌッチ (中尉)
フィリップ・ベイカー・ホール (最高裁判所長官)
ザンダー・バークレイ (グッドスピードの同僚)
レイモンド・クルツ (ロジャス)
ボキーム・ウッドバイン
【Zero的評価】 1800円
【リピート率】 ★★★★★
【見所】 ハメル准将の悲しみまたはメイソンの紳士ぶり
【鑑賞本数】 年間:18作目 通算:21作目
【 感 想 】
何度も見てるにも関わらず再び見てしまう映画がある。「ザ・ロック」もそんな映画。今回見るのでも3度目くらいではないだろうか。脚本のうまさに配役のうまさ、リアリティを追及したこだわり加減等など、その魅力はあげればキリがない。面白い以上の魅力がこの映画にはたっぷりとつまっている。
エド・ハリス演じるハメル准将。強引にまとめると軍の応対にキレて、観光客とサンフランシスコ市民を人質に1億ドルの身代金を要求するのだが、本当に戦場に残してしまった部下を思い、後悔し、無駄死に同然で死んでいった兵士をなかったかのように振舞おうとする軍が憎い。金というのはただの口実でしかなく、事実を認め、謝罪してもらいたいんだとそんな思いが伝わってくる。エド・ハリスだからこそ、できる役どころだなと思う。風貌とかもあるけれど、エド・ハリスの目がアップになるショットがある。すごくきれいなブルーな瞳なのに、苦悩とか後悔とか憎しみとかそんなどろどろとした感情が映し出されている。
ニコラス・ケイジ演じるグッドスピード。FBI科学兵器処理班。危険なこととは無縁なはずなのに駆りだされる。はじめは大丈夫なのか?と思うのだが、短時間で急成長してしまう。その辺がまたうまい。もっともニコ・ケイは多少クレージーな役のほうが魅力的だという話もある。
そして、ショーン・コネリー。かつてアルカトラズから脱走した唯一の人。英国諜報員という役どころなのだが、ショーン・コネリーって昔007のジェームズ・ボンド役だったんだよね?その辺にひっかけてる?それに気がついた時はやってくれるな。とニヤリとした。イギリス人は紳士といわんばかりのキザな行動にも、大人の余裕?と渋さにクラっときた人がここに一人。
しかし、アメリカという国も何世紀にも渡って戦争をしてきた国。そのたびごとに失う人と、環境と、金の大きさにそろそろ気がついてもよさげなモノだが。どうなんでしょう。
