選抜クラスの東城です。
森川先生のクラスに入り、あっという間であり、
とても濃い1年を過ごしました。
今まで感じたことがないほどにお芝居に悩み、
一方で「芝居はやっぱり面白い!」と辞められない理由を見つけた時間でした。
私の中で特に印象に残っている授業があります。
アニメのアテレコの授業で、市場でフルーツを売る女の子の役をやらせて頂いたときです。
「それじゃぁ、売れない。もっと歩いている人に声をかけなきゃ!」
森川先生からそんなご指摘を頂きました。
何度か時間を使ってやらせて頂きましたが、その場でOKをもらうことが出来ませんでした。
たった一言が言えない…
たった一言のセリフさえ、表現が出来ない…
悔しくてたまりませんでした。
しかし、そのときに学んだことは、自分の芝居の作り方を変えるきっかけになりました。
あのとき私は、ずっと自分が演じている女の子の顔に向かってセリフを投げかけていたのです。
そうではなく、市場を慌ただしく歩いていく人々に声をかけなくてはいけないのに…
それに気付かせて頂いてからは、
アニメの絵をヒントにキャラクターが見ている景色を想像し、キャラクターの耳にどんな音が届いているかを想像し、そしてどんな風に体を動かして、その動きをしているときにはどんな声が出るのか… そんなことを考えて演技を作るようになりました。
「その役になりきる。」ということの本当の難しさを感じた時間でした。
そして
「お母さんってこんな感じでしゃべるよね。」
「男の子ってこんな声を出せば、男の子っぽく聞こえるよね。」
という「ぽい」だけでは決して通用しない声優の世界の厳しさを改めて感じました。
しかし、それに気づけたことで、さらに芝居の世界に魅力を感じ、必ず声優になるという想いも強くなりました。
学べば学ぶほど奥が深い世界であり、
役者は永遠に学ぶ姿勢が大事なのだろうと、
1年を通して感じました。
「東城さんの演技って面白いよね。」「一緒に芝居がやりたい。」と役者仲間に言ってもらえるような声優を目指して、引き続き精進してまいります!
森川先生には、学ぶチャンスとたくさんの気付きを頂き、本当に感謝です。
ありがとうございました!
選抜クラス 東城