「AHEAD」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

選抜クラス 安納です。

 

ある稽古で僕は森川先生にこんな言葉をいただきました。

「安納くん…カッコいいね〜…でもそれだけだよ。他の役と声も芝居も変わってない。毎回同じだよ。」

ある時はこうでした。

「安納くん、今の録音して自分で聴いたら恥ずかしくて卒倒するよ笑」

ある時は

「いつも口先でなんとなく音を作ろうとしてる。もっと中身を、身体中全部使ってやらないと。」

そしてある時は

「変にカッコつけたり、何かしようとしたりしない。着てる鎧を全部脱いで、素でやりな。」

 

僕にとって森川先生と同級生とで共有する時間は、稽古であって稽古ではなく、”戦い”でした。

僕はその戦いで幾度となく打ちのめされました。

全力でぶつかって、簡単に弾き返されて。

「届くか…」と伸ばした手はどこにも届いてない。

そうして何度、言葉にできないほどの悔しさを味わったか分かりません。

みんなの前で恥をかいたことも、数えればキリがありません。

 

ただそうして打ちのめされる度、森川先生の眼差しにこう言われている気がしていました。

「これで終わり…?」

森川先生は僕らにいつもこうおっしゃっていました。

「僕らが板に立てるのは、芝居ができているのは、多くの人たちの支えがあるからだ。その人たちのお陰で僕たちは表現ができるんだ。」

僕はいつも、悔しさを糧に芝居に打ち込んできました。そうして曲がりなりにも出来ることが少しずつ増えていきました。新しい発見をすることもできました。

そしてその悔しさは、そばにいる仲間がいつも全力の芝居を僕に見せてくれるから、森川先生が正面から向き合って下さるから生まれた”贈り物”です。

楽しいこと、嬉しいことばかりじゃありません。

悔しい思い、

情けない思いの方が何倍も何倍も大きかった。

ただ憧れていては、

ただ夢を見ていては何も変わらない。

見たくない現実から目を逸らさず

向き合うことでしか前に進めないと再確認しました。

辛いです。苦しいです。逃げた方が楽です。

 

でもやる。だからやる。

今こうして僕がここにいられるのは、森川先生はじめ、お世話になった先生方、同級生、そして僕を支えてくださる方々のお陰だから。

そして絶対に逃げない。

全ては、僕が僕として僕にしかできない表現で、この大きな恩に報い、溢れる感謝を伝えるために。

 

いつの日も抗うように駆け抜けたこの季節。

もうすぐ僕はひとつの答えに辿り着きます。

そこに何があり、誰がいて、

どんな景色が広がるのかはまだ分かりません。

それでもまた、駆け出します。

その先で

太陽のように強く咲いていたいから。

 

選抜クラス 安納