「無機物から、いきた演技へ」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

選抜クラスの佐宗です。

 

一年間、選抜クラスで森川講師から直々に授業を受けるというのは私にとって非常に貴重な経験であり緊張と苦悩の連続でもありました。

 

おそらく多くの養成所で最初に「毎回の授業をオーディションだと思え」というようなことを言われると思います。

ですが実際、本当に事務所の社長の前で毎週演技をするというのは想像以上のプレッシャーでした。自分の苦手だと思う役や課題の授業であろうと評価は容赦なく下されるので、身をもって自分の至らなさを認識する一年でした。

 

そんな中で、私が一番印象に残っているのは、森川講師が最初のアニメアフレコの授業で仰った言葉です。

「アフレコをする時にまず大事なことは何か」と聞かれたら皆様は何と答えますか?

キャラクターの見た目に声を寄せる?動画の動きや尺にピッタリ合わせる?など色々思いつくと思います。

ですがその時に森川講師が仰ったのは「絵に囚われず自分の演技をする」といった趣旨の事でした。「絵という無機物に合わせても生きた演技は出来ない、皆同じような演技になる」

「イキイキと演技をする事で、絵を自分の演技に引き寄せる、絵をイかす」

これは私にとって衝撃でした。今までは原作から漠然と想像するアニメの完成図に自分を寄せる事が大事だと思ってたからです。しかし想像に寄せても結果は想定内にしかなりません。自分の演技というオリジナリティを持ってこそ監督や人々の想像を超える演技が出来るのだなと思いました。

 

音響監督の方の特別授業でも少し関連したお話がありました。

「キャラを演じようとしすぎて芝居をしていない」という内容です。端的に言えば「このキャラはイケメンだからカッコよくやろう」と決めた時点で、自分がその役として芝居が出来ていないという事です。その役は自分がカッコつける事は考えておらず、何か目的の為に動いているからです。

 

というような感じで、自分の想像するテンプレートな演技から脱却し本当の自分の演技を磨くことに頭を悩ませる一年間でした。

正直毎週授業前日から気が重い日々でしたが、これほど純粋に演技を見て頂ける機会も他に無いだろうなと思いました。

これからも森川講師に教えて頂いた事を活かしながら、役としても自分としても生きる事を頑張っていきたいと思います。

 

選抜クラス 佐宗