選抜クラスの杉山です。
先日、ラジオドラマとボイスサンプル収録に関するレッスンが行われました。
課題としていただいたラジオドラマ台本も発表し、森川先生にご指導しただく中で、多くの学びを得ることができました。
今回のレッスンを通して、ラジオドラマとボイスサンプルのどちらにも共通していることとして、絵がない中で、どれだけ相手に伝えられるかという点について改めて考えさせられました。
映像がない分、聞き手は声だけを頼りに、その場の状況や感情、人物像を想像します。
そのため、台本に書かれているセリフだけではなく、書かれていない部分のキャラクターの感情や、流れ、その場にいたる背景をどれだけ読み取り、表現として乗せられるかがとても重要だと感じました。
また、自分が思っている以上に、表現は意識的に大きくしなければ伝わらないのだということも実感しました。
これまで私はセリフから感情を想像することに意識が向きがちだったのですが、
そのキャラクターがどんな過去を生きてきたのか、何を抱えて今そこにいるのか、
そこまで想像できていないと、お芝居が浅く感じてしまうのだと気づきました。
役の目線に立ち、その子が見ている景色を想像すること。
物理的な距離だけではなく、キャラクター同士の心の距離を大切にすること。
そうした積み重ねが、声だけで物語を伝える作品において、特に必要なのだと感じました。
また、ボイスサンプル収録では、ラジオドラマとは異なる難しさも学びました。
マイクを自分の身長に合った位置に調整していただいているにもかかわらず、
感情が入ると姿勢が崩れてしまうことがあり、
マイク前での立方や姿勢についてもご指摘をいただきました。
最近は、一度身体を動かしてからセリフを言う、ということを意識しています。
森川先生から「一度動いてみると、セリフに躍動感が生まれる」というお話があり、それを日々の練習に取り入れる中で、感情を乗せたままマイク前で、顔や立ち位置を固定することの難しさを強く感じました。
声だけで表現するためには、感情表現だけでなく、身体の使い方や、マイクとの距離や位置も含めて、すべてが表現の一部になるのだと思いました。
芝居において、キャラクターを演じる際、そのキャラの性格を捉えようとするあまり、自分の中の狭いイメージや固定概念に囚われていた部分がありました。
ですが、今回のレッスンを通して、どんな性格のキャラクターであっても、相手に言葉をかけているからこそ会話が成立するのだと改めて気づきました。
その役の目線に立ち、相手と向き合う姿勢が大切なのだと思います。
その前提を忘れず、芝居と向き合っていきたいです。
今回のラジオドラマ、ボイスサンプル収録で得た気づきや、年間を通して学んできた多くのことを大切にしながら、声だけでより多くのものを伝えられるよう、今後の芝居に活かしていきたいです。
選抜クラス 杉山