「支える側から見えたプロの現場」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

選抜クラスの小林です。

 

記念すべき「祝30周年!で、なんと偶然、第60弾!森川智之と檜山修之の 『おまえらのためだろ!』第60弾」に、劇場スタッフ、主にリーダー役として参加させていただきました。

イベントにスタッフとして参加させていただくのは初めてで、なおかつ60弾しかも30周年という節目の回に、緊張もひとしおでした。

前日に渡された資料には、タイムテーブルや進行表が事細かくびっしりと書かれてて、何ヶ月もかけて準備されてきたことがひしひしと伝わってきました。

 

イベントは13:00スタート!集合は8:50!!

会場に着くと、すでにメインスタッフの皆さん忙しそうに動き回っていて、「早く自分も動かなきゃ」と慌てて荷物を置きました。

アクセルゼロ生スタッフの主な仕事は、お客様の誘導。

私はその中でもリーダーとして、みんなをまとめ、役割を振り、お客様をご案内し、ハプニングがあれば対応し、全体を見て人が足りないところを補い、進行表を見ながら指示を出し、休憩できていないメンバーには声をかけて交代し…と、とにかく今の自分にできることを考えて、動き回っていました。

正直、とても大変でしたが、私以上にハードなはずなのに、疲れをみせずに動き続けるメインスタッフの方々の姿に、「自分も頑張ろう」と奮い立たされました。スタッフ側の大変さを、今回初めて実感しました。

 

休憩時間には、メイクさんや衣装さんの話を近くで聞く機会もあり、このイベントのためにどれだけ工夫が重ねられてきたかを知ることができました。また、舞台を後ろから眺めたり、会場を歩き回ったりしていると、照明・音響・映像・カメラマンの方が目に入り、実に多くの方がこのイベントに関わっていることを知りました。皆さんがそれぞれの持ち場で、熱意を持って仕事をしていることがわかりました。

そして、お客様だけでなく、真剣に集中して働いているスタッフの方々まで笑わせてしまう、舞台のキャストの皆さんの手腕に本当に感動しました!

現場全体にお互いへのリスペクトがあり、プロの現場ってこういう空気なのかと肌で感じました。

 

疲労感もありましたが、お客様の帰り際の笑顔を見た瞬間にすべて吹き飛びました。

「楽しかった」「やばい」そんな何気ない言葉の一つ一つが、励みになりました。イベントを楽しんでいただけて、本当に嬉しかったです。

 

イベント後の授業で、森川先生がおっしゃったことが印象に残っています。

「裏方の気持ちを知ってほしかった。僕たちがスポットライトを浴びられるのは、お客様はもちろん、スタッフのおかげ。自分の力だけで仕事ができていると思ってしまうと、その傲慢さはふとした仕草、態度、言葉にでる。だからこそ、謙虚さを忘れずに人間力を磨いてほしい。」

思いやりに満ちたこの言葉を、私は思わずノートに書き留めました。

私もこれから、日々多くの人への感謝の気持ちを忘れず、役者として自分を磨いていきたいと思います。そのためには、まず経験し、その人の立場に立って、苦労と喜びの両方を知ることが大切だと感じました。今回はとても貴重な体験をさせていただきました。

 

 

選抜クラス 小林