選抜クラスの村山です。
一年間、盛り沢山の授業内容で沢山の事を学ばせて頂きましたが、その中でも私が今後も一番鍛えていきたい、自分で探し出す力、について今回は書かせて頂きます。
授業中に課題やアフレコを発表した後、先生から頂くディレクションでは、正解ではなく自分で導き出すためのヒントを教えて頂くことが多かった様に感じます。
今はレッスン生として色々教えて頂ける身ですが、実際の現場ではきっとそうはいきません。台本から自分でその役の性格や雰囲気、その時の感情などを掴み、ディレクションを頂いたら瞬時に自分でどう修正していくか探し出さなければならないと思います。
声優を、目指している私たちにとってレッスン生のうちに演技の質の向上、技術を磨くだけでなく、実際に現場に行った時に必要な力を鍛えて頂けるという事は貴重な経験でした。
そして、この探す力は実際に自分に対して頂いたディレクションや役に対してだけでなく、他の方の演技を見ている時にも活かす事ができると思いました。
どうしても自分に対してのディレクションに集中しがちですが、他の方の演技を見ている時に自分とは何が違うのか考え探す事によって、今まで引き出しになかったやり方を学べたり、そこから自分に頂いたディレクションに繋がるヒントを見つける事ができたりと沢山の場面で活かす事が出来ました。
この一年で、本当に沢山のことを学ばせて頂き、その一つ一つが自分の力となって引き出しにしまわれていきました。ただ、せっかく学んで得た事も実際に引き出しから出して使えなければ勿体無い
今後の私の課題はこの一年で得た事をどれだけ出していけるかだと思っています。
そして、学びは一生続くと言う事で探す力をさらに鍛え、もっともっと沢山吸収していきたいです。
選抜クラス 村山