選抜クラス 守屋です。
先日アニメアテレコの仕事を頂きました!
そちらについて話させていただきます!
まず本番数日前に台本と映像を頂き、芝居を構築していきました!
そして当日になるわけですが、実はこのお仕事を頂いた際に自分の中でここは必ず学ぼう、感じようと思っていたことがありまして、それが2点。
ひとつが仕事の流れ、早さを身をもって感じること。
こちらはレッスンと現場の違いを肌で感じて、より早くより正確な判断が出来るようになる為に必要と思いました。
ふたつめがアテレコスタジオの環境に適応する。
こちらは、レッスン場や家や練習で使うカラオケ屋などと環境がまるっきり違うので声量や芝居の感覚が絶対に変わると考えたからです。
後ほど書きますが、ここにマイクの性能についてもよく考えておくべきだった思いました。
そして当日。
アテレコスタジオに到着し、現場スタッフの方にご挨拶をさせて頂いたのですが、本当にスタジオにいるすべての方が明るく笑顔で迎えて下さいました!
私、社会人経験10年近くあり色々な職場、職業を経験してきましたが、あんなに笑顔でご挨拶させていただいたことは人生一回も無かったです。
それほどアットホームな現場でした!
先輩の方々にもご挨拶させて頂きました!
共演者の中にアクセルワンの先輩がおり、現場での気遣いなどを立ち居振る舞いで学ばせてもらいました。
ご挨拶を済ませ、いざアテレコブース内に入ってみると、マイクが四つ、モニターも四つ、空気清浄機、サーキュレーター、そして壁に沿うように並べられたソファと目に入るよう情報を記憶しました。
入り口から1.2.3.4とマイクが並んでいて先に入室された先輩お二人が2と3のマイク前に座られ、1のマイク前には私と同じアクセルゼロの生徒が座り、私は4のマイク前に着席しました。
日頃レッスンでメインの役者がセンターに入ると教わっていたので、こうゆうことか!!と感嘆したものです。
そしてテストとなりました。
今回は先にメインキャストの先輩方を先に録音し、その後、私含めた全員でガヤをとるという段取りでした。
なので先に先輩方のアテレコを拝見しました。
ディレクションに際して対応が早い!と思わず頷いてしまったものです。
アテレコブースの環境も感じることができました、主に声の反響などですが…
ここで前述したマイクの性能について考えておくべきだったと思う瞬間がありました。
それが、ミキサー室からスピーカーでこちらに音声が流れ、それに先輩が返事をした時です。
先輩の返答の声量がまるでとなりにいる人に話す程の声量だったのです!
それに音響監督は返事をされていました。
先輩はソファに座られていたのでマイクから2メートル以上離れていたのにも関わらずです!!
日頃からレッスンでマイクの性能は凄くいいと聞いていたのですが、こんなに拾うんだ…と驚きました!
今回の作品はテンポが早く1カットあたり1-3秒程で1分あたり20カット以上の作品です。
となると真っ先に思ったのが
これだけマイクの性能がいいとソファで待機してるときですら変なタイミングで台本をめくったら音が入ってしまうんじゃ無いか!?!?
本来なら、今の自分に先輩に合わせて台本をめくる技術はない!と焦っているところですが
実際には台本や映像を一語一句を頭に入れていたので待機してるときは先輩の芝居を目に耳に焼き付けておりました!
声優の仕事は手に台本を持つことが多いですが、きちんと暗記もしておくことも大切だと学びました!
そして私たちの番です!
先輩とのガヤどりです!
出だしを合わせるシーンなどは先輩が合図をだしてくださり、スムーズに終えることができました!
準備しておかなかったらきっと緊張で声も出ず、ディレクションにも対応できなかったかも知れないと思うとほんとに背筋が凍る思いですね。
アテレコが終わった後も少しですがスタッフさんや先輩方とお話をさせて頂き、貴重な体験をしました!
このお仕事以降、言語化できないのですが私の中で確かに変わったものがありました、それだけ現場とは得るものが多かったです!
あとレッスンで教わることがほんとうに必要になります!この記事を見ている後輩たち!気をつけて!!
選抜クラス 守屋