「年齢を演じる」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

おはようございます! 

選抜クラスの中多です! 

 

先日のレッスンについてお話できればと思います。 

レッスンの内容は、吹き替えでした。 

家族を守る父親のシーンです。 

 

話が少しズレてしまうのですが、

ぼくは、人生経験も少なく、加えて地声が比較的高い声質です。 

なので、「年齢が高い」役に苦手意識がありました。 

 

だからといって出来ないことを出来ないままにするのは、プロとして失格です。 

どうすれば年齢の重みが出るか 声を変えるだけじゃ説得力は生まれません。 

家族を守る父親は一体どんな気持ちで戦うのだろうか 

愛のかたちはどんなものだろうか ...

そんなことを考えながら台本を読みました。 

 

いざ、本番。 

森川先生を始め、マネージャーさんに見守られながらレッスンは始まりました。 

 

ぼくが常にレッスンで意識してることは、

「受け身にならず、自分の実力をアピールすること。

そして、楽しむこと。」 

レッスンを授業とは捉えず、オーディションであるということ。 

その日は如実に感じました。 

 

登場人物は、父親、母親、子どもの3人 

家族の命を狙われて、応戦する父親 

言わば、緊迫感のある場面です。 

 

森川先生からダメ出しを受けました。 

「家族を守らなくちゃならない、自分の命を投げうってでも。 

そういう覚悟が必要なんじゃない?」と。 

その時に、外面だけを意識している自分が情けなくなりました 

そうじゃないだろうと。 

 

年齢を演じる、その難しさを改めて痛感しました。 

どうすれば年齢の深みが出るか、未だに答えを見出だせていません。 

ましてや、そう簡単に見つかる訳でもないと思います。 

答えを考え続けるのが今の自分の課題です。 

 

選抜クラス 中多