おはようございます!
Sクラスの下川です。
冬が終わって、やっと春の陽気が顔を見せるようになってきた…
と思ったら、最近はまた霜が降りてきたり。
寒暖差が激しいですね。皆様風邪にお気をつけください。
4月に始まったSクラスも、1年の節目を迎えることになりました。
本当に早い、と痛感する日々です。
1年前、レッスン初日。
自己紹介から始まったSクラスは、
想像していた通り個性のある方でいっぱいでした!
何役もキャラクターを演じ分けながら自己紹介する方、
特殊な経歴を持つ方、元気の塊のような方…
この人たちと、一体どんな一年になるのかとわくわくしました。
そして、同時に痛感したのは自分の至らなさ。
思ったような声が出ない、飛ばせない。
当時の手帳を読み返しても、
繰り返されるのは「悔しい」の三文字ばかりでした。
あれから一年、果たして自分は成長しているのか。
自分で答えを出すことに少し躊躇いもありますが、
確実に一歩は踏み出したのだと、そう信じています。
入所して一番変わったのは、日常への意識です。
普段友達と会話するときも、
鼻濁音や無声音を意識したり(本当に苦手でした)、
わからないアクセントがあったらメモしたり……
でも、それだけ意識しても
まだ足りないなと本当に思います!!
マイク前で、役の感情に入り込もうとすると滑舌も甘くなる、
アクセントも間違える。
日々の生活で100%じゃいけない。
100%以上の意識で臨まなければ、
本番で100%に持っていけない。
その意識が足りなくて、悔しくて授業で間違えた台詞を
帰り道に延々と呟く日もありました。
それから、お芝居をする上で一番大事なのは、
やっぱり日常を精一杯生きることなんだなって。
思いっきり怒って、泣いて、笑って。
「役者なら、傍観者であってはいけない」
去年、先生に言われたこの言葉の意味が、
最近になってやっと身体に馴染んできました。
昔は恥ずかしながら、自分の感情をセーブするのがクセで、
自分の素を出したら嫌われるという意識が強かったんです。
Sクラスで仲間に恵まれて、師に恵まれて、
最近では自分の感情を思うままに出せることも増えてきました。
本当にありがたい事です。
悔しい思いもたくさんあったけど、
本当に、本当に楽しい、充実した1年間でした。
そして、この1年間を「いい思い出だったね」で終わらせないように。
しっかりと自分の糧にして、血肉にしていけるように。
これからも、いつまでも、走り続けていきたいと思います。
選抜クラス(Sクラス) 下川