アクセルゼロSクラス比嘉です。
先日、音響監督の長崎先生による
特別講座が行われました。
特別講座の内容はアニメのアフレコ。
現場で活躍されている音響監督さんの授業とあって、
みんな気合が入っていました。
授業の初めに先生が仰ったのは「声は作らない」という事。
役の外見や年齢・立場などによって
「このキャラならなんとなくこんな感じの声でやってみよう」と
声を作ってしまうと、大体が同じ様な声にしかならず、
つまらないものになってしまう。
そうならない為には「自分が演じると、この役はこうなるんだ」
という「役を自分に引き寄せる意識」を持つ事も大切との事でした。
その意識を持つ事によって、
それぞれの役に役者の個性が反映され、
100点満点だった作品が、200点にも300点にもなり、
より良い作品が出来上がるのだと教わりました。
私は今まで、いかにキャラクターに寄せていけるか、
ということしか考えていなかったので、
「引き寄せる」という考え方は全く新しい視点でした。
そして「役を自分に引き寄せる意識」を持つ為には、
自分の個性を正確に把握し、自信を持つ事が重要だと思いました。
自信を持つ為には、それを裏付けるだけの努力が必要です。
どんな人でも100%の完全な自信を持つのは難しいと思います。
ただ、少しでも100%に近づける努力をする事って、
心に余裕を持ち、リラックスした状態で本番に臨めるので、
どんな状況でも求められたニーズに対し臨機応変に対応出来る、
柔軟性のある役者になれるのだと思います。
まだまだ努力が必要だと痛感しました。
今回の特別講座で先生から頂いたお言葉の一つ一つが、
自分の演技に対する見方や考え方を、より柔軟に、
より意識の高いものへと変えていく上で、
本当に為になるものばかりでした。
あらためて、貴重なお時間をいただき
本当にありがとうございました。
Sクラス 比嘉