初めてのアテレコ | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

2期生の中畦です。


緊張感いっぱいのアクセルゼロの授業。


今回は、人生初!の「アテレコ」の授業でした。


台本を渡され、映像を見ながらまずは原音を聞きます。

わぁ、字幕なしの洋画って新鮮!と感慨に耽っていると、

隣にはすぐさまセリフを乗せて練習するクラスメートの姿が

さすがのテンポ感です。早く慣れなければ。


それが終わればすぐさま実演へ。


レシーバーを耳につけ、原音を聴きながらの演技。

うっかり変なところを押して周波数を変えたりしたら大変!と

おっかなびっくり受け取ります。


そして近づいてくる自分の出番。

前に演じる人たちの様子を見ながら

脳内シュミレーションをしていましたが、

実際マイク前に立ってみると


えっと、

右眼で台本?左眼で映像?


右耳で原音で、左耳で自分の演技の声のつもりだったけど

実際同時に聞こえてくるからどっちもよく聞き取れないよ!


それで、どのマイクに立つんだっけ、マイクとの距離は

というか、私の役の人の声ってどれ???あぁ、出番が過ぎていく


……「分かる」と「出来る」は違うと、改めて痛感しました。


しかし、へこんでばかりはいられません。

最後に全員で「ガヤ」の練習をしました。

様々なシチュエーションに合わせて即興で演技をします。


空港、病院、レストラン、オフィスと、

さまざまなお題がその場で投げられるので、

自分の経験をフル活用して設定や話題をひねり出します。


同じレストランといっても、

ファミリーレストランとソムリエがいるようなレストランでは

客層も話し声のトーンも違います。


オフィスだって、日本と外国では違うのでしょう、きっと。

(私はとっさに呼びかけの名前を佐藤さんからボビーに

変えることしかできませんでした…)



この「ガヤ」が満足に出来るようになれば声優として一人前。

と、森川先生は仰いました。


「そんな高いお店にはいけないので様子がわかりません」

「声優なので設計事務所の人がどんな話をするのか

わかりません」と言っていては、仕事になりません。


実際にその場に足を運んで観察することができれば

それに越したことはありません。


しかし、例えそれができない場合にも、

友人知人、本、映像作品、オーディオ作品等々、

巷には教材が溢れかえっています。


声を出し、演技をすることに日々精進することも

とてもとても重要ですが、同じくらい社会を知り、

関わることの大切さも改めて感じた授業でした。


次回のアテレコ授業では、是非ともリベンジしたいです!


2期生 Sクラス 中畦