今回は場所を移してのレッスン。
普段実際に収録で使われているスタジオでの実習です。
この実習は“本番さながら”の体で行われました。
本番とは仕事のことです。
なので、当日収録するドラマCDの台本も
一週間前にアクセルワンの事務所まで受け取りに行き、
それから一週間で台本のチェックを済ませ
皆「よし万全」と臨んだわけです。
そして当日
ミキサールームには、この日のために来て頂いた
ディレクターさんとミキサーさん
そして、先生をはじめアクセルワンのスタッフの方々
そんな中始まった収録
私はというと、緊張はしていないつもりでした
が、なんだか縮こまった芝居をしていました
ディレクターの演出にも半分程度にしか食らいつけず、
勿体無いひと時が過ぎていくのを「ああぁ……」と
指をくわえて見ている気分
あっ、という間に3時間半
実習終了
帰り路
今考えれば導き出せる答えが、マイク前では出てこない
それが自分の声優としての戦闘力なんだと認識しました
大勢の目がある貴重な場を活かせなかった事
本番さながらには程遠く、普段と差が無かった事
悔しかったです
が、次週のレッスンで
そんな悔しさも恥ずかしくなる様な
実習についてのダメ出しをいただき、
もとい御叱りを受け
演技に関しても、現場に携わろうという者としても、
いかに自分が愚かだったのかを知るわけでして
何と低次元な思考だったのか、と、猛省中の身なのでした
0期生 浦嶋優
