『今度は それを 届けられる自分に』 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

「人の振り見て我が振り直せ」とは言うが、
私はこれに、「言うは易し、行うは難し」と返したい。

誰かが失敗する。その様を見る。聞く。受け止める。
己を省みて、いざ自分の番が回ってきた際、最大限に
生かせるよう努める。言わずもがな、当然である。
誰かの失敗は、自分の失敗と同義であるのだから。

しかしどうしたものか。
誰かが失敗する。自分を省みる。同じ失敗をしていそう
だと思い至る。場合によっては言われずとも
分かっているつもりなのだが、分かっていることが
できていない。それが今の私の現状なのだ。
“我が身を振り返る”ことはできても、
“我が振りが中々直らない”このもどかしさ。

はっきりと明言するのなら、20何年と生きてきた中で
染み付いた癖や感覚が、ちょっと注意したくらいで
簡単に直るわけがないのだ。
日々の生活の中で注意を続け、何度となく失敗を
繰り返し、少しずつ改善されていくものだってある。
今目の前に立ちはだかる壁は、そういう類のものだ。

「光陰矢のごとし」残り時間を数えては、焦る気持ちが
もちろんある。けれど、そんな時こそ落ち着いて。
「急がば回れ」の精神で、「千里の道も一歩から」
「下手は上手のもと」だと信じ、着実に、着実に、
自分の力を育てていこうと思う。


ところで思うのだが、昔の人って素敵だなぁ。
世に溢れることわざには、反対の意味を成すものも
少なくない。「一石二鳥」と「虻蜂取らず」とか。
「蛙の子は蛙」と「鳶が鷹を産む」とか。
矛盾したそれらは、自分に都合のいい方を選んで、
寄せ集めて、唱えればいい。言葉には力があるから、
時に自分を厳しく律し、時には自分を支えてくれる。

「好きこそものの上手なれ」たれ!!
「下手の横好き」だなんて言われない自分でいたい。


0期生 関根