セルビア映画を見てきた。
裕福ではないけれど幸せにやってきた家族3人の日常は、ある日突然破られる。
小学校に通う息子が倒れたのだ。
心臓に欠陥があり、もう一度大きな発作が起きれば命の保障はない。
たった一つ、息子の命を救うのはベルリンで手術を受けることだという。
費用は30000ユーロ。
手術の費用を負担出来るだけのお金を持ち合わせない夫婦は、新聞に募金の記事を載せることに望みをかけた。何の連絡もなく、諦めかけたとき、夫に手術の費用を負担してもいいという男から連絡が入る。
条件は一つ、ライバル会社のオーナーを殺すこと。
息子を救いたいために、誰かの命を簡単に奪ってもいいのか?
誰かの犠牲の上に、息子の幸福は成り立ってもいいのか?
命の価値を巡るジレンマ。
果たして彼の下した決断は?
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親友がセルビア人という理由で見に行った。
将来、裕福な暮らしが望めないとわかっている人ならば、誰でも陥る日常がそこには描かれていた。
お金がないためだけに助けられない命。
私にだって起こりうる、そう遠くない日常だ。
愛するものの為に、私は誰かを手にかけることが出来るだろうか?