開設六周年&『丸会』告知! | ~ Literacy Bar ~

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ここはイマイチ社会性のない自称・のんぽりマスターの管理人が、
時事、徒然、歴史、ドラマ、アニメ、映画、小説、漫画の感想などをスナック感覚の気軽さで書き綴るブログです。
※基本、ネタバレ有となっていますので、ご注意下さい。

『Literacy bar』は開設から六年目に突入しました。
皆様の日頃の御愛顧に心から篤く御礼申しあげます。


昨年の五周年は一区切りの安堵感を覚えたのに対して、六周年を迎えた今年は未知の領域に突入した不安が上回るといいますか。職場環境や人間関係が大きく変わったため、肉体的にも精神的にも不安定な一年でした。元の部署に戻して貰えるように法律の許す範囲で色々と画策中ですが、暫く状況は変わらない模様。ブログに注ぐ労力をセーブせざるを得ない状況が当面は続きそうです。詳細はプライベートに関することなので伏せますが、例え話にするとイケメンでも有能でもない石田三成と仕事をするのは人間世界の悲惨。
一方、ブログで知り合った方とリアルでお会いすることの多い一年でもありました。こちらは手放しで嬉しい話。五周年記事でも触れた明石のタコさん、昨年末にお会いした踊るひつじさんは勿論、今年に入ってからは上田や東京で再会した穂積さんやふるゆきさん、戦闘勇者さんと楽しい時間を過ごさせて頂きました。今後もリアルとバーチャルの区別なく、ブログを契機に生まれた縁を大切にしていきたいと考えております。
そんな流れで……という訳でもありませんが、以前から『真田丸』感想記事で触れていた丸会の詳細が決まりましたので、ここで発表させて頂きます。

▽会合名:(真田)(を語る)
▽日付:10月22日(土) または同月29日(土)
▽時間
・集合時間:17時(開始時間によって変動あり)
・開始時間:17時半(予約状況によって前後30分程度の変動あり)
・所要時間:最大3時間(混雑状況によって変動あり)
▽会費:5000円前後
▽場所
・集合場所:JR新宿駅東口側(詳細は後日)
・開催場所:シークレット(詳細は後日)
▽募集〆切:第1次が9月半ば頃、最終が9月末日

日付に関しましては、22日と29日のどちらか都合のいいほうを(乃至は両方OKといった具合に)ご指定頂きまして、こちらで最終的な決定をさせて頂きます。予め御了承下さい。先回の告知で参加希望のコメントを御投稿頂いた方も、改めてこちらの記事へ参加の可否と希望の日時を御指定頂けると幸いです。皆様の御参加をお待ち申しあげております。

ここからは最近見聞きした話題や作品についての感想をつらつらと。


1.天挑五輪大武会 in 里約日内路

飛田高明「戦う気のある奴は身内が負けたら悔しがれ。そして、それを糧にオレを超えろ」

幸か不幸か……というか、あからさまに不幸なことに仕事の都合で深夜帰宅の日日が続いていますが、その分、半日の時差がある今回のオリンピックを観戦する契機には恵まれました。格闘技好き&ドーン教信者として、女子レスリングの結果は気になっていましたので。今回もエガちゃんは現地観戦していたのね。次回は地元開催なので、逆にネタのハードルが高そうです。日本だと一発で身バレしてしまいそうですから。試合の結果は衝撃の一言でしたが、勝敗以上に印象に残ったのは試合を観戦していた後輩選手の悔し泣き。思わず、上記の飛田高明の台詞が脳裏をよぎりました。いい後輩やで。
試合以外では何かと話題になった閉会式。色々と賛否両論が沸き起こりましたが、私的には日本らしさに溢れた内容であったと思います。別にアニメやゲームのキャラクターが出てきたからばかりではなく、

『見立て』の表現文化

を信条とする日本らしさを体現していたからです。水や山を砂利で表現する枯山水や、扇子一本で煙管や箸を表す落語のように、実際には存在しないものをあるものとして見立てるのが日本の文化の特徴。今回の閉会式ではリオの会場に据えられた土管一本で地球の裏表を繋ぐ通路を表現した訳ですね。普通は『そんな通路が存在してたまるか』と総ツッコミを食らうのですが、その点はマリオの土管ワープやドラえもんの秘密道具といったファンタジーで観客の補完的想像力を喚起している。東京とリオの地球の表裏という位置関係さえ、土管で直線に繋ぐ設定に逆用しているのも憎い。まさにワビサビモエが一体になって、東京とリオを繋ぐ土管という見立てを成立させた、実に日本らしい発想でした。
ちなみに冒頭の国歌アレンジ。『攻殻機動隊』や『イノセンス』を想起された方も多いと思いますが、私の頭には『姫神』がポップアップしました。縄文語による『神々の詩』の響きに近いものを感じましたよ。古代日本の雰囲気、いけるやん!


2.わかっちゃいるけどやめられない

面白いドラマは時に性悪の異性のような魅力に満ち溢れています。このままつきあい続けても、碌でもない結果が待っている。そう、理性では判っていても、結局はズルズルと関係を継続してしまう。まぁ、そういう異性(或いは同性)とおつきあいした経験は幸か不幸かありませんけれども、多分、似た心境なのではないかと思います。

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以前の日記で面白いのに好きになれない作品として紹介した本作。あのあともズルズルと見続けて、結局、全体の折り返しであるシーズン4の序盤まで見てしまいました。いや、絶対にラストはグダグダで終わる自信があるのよ! これも以前の日記で触れたように、本作の構成は『エヴァ』に酷似していて、視聴者の興味を惹く謎を前後の見境なしに次々と投入することで物語が成立していると判っちゃいるのですが、それでも見るのをやめられない。しかも、タチの悪いことに大して熱狂して見ている訳でもないのよね。本当にもう、ダラダラと見続けてしまっている。そんなに好きでもないけれども、嫌いにもなれないから同棲を続けているカップルのような関係性とでもいいましょうか。
ストレスを感じつつも、関係を絶てない点でも惰性で同棲を続けるカップルに近いですね。本作を見ていると本気で殺意を覚えるキャラクターがゴロゴロ出てくるのですが、その殺意の淵源は、深刻な憎悪というよりも見ていてイライラするからというのが主な理由。ちゃんと筋道たてて話せばいいのに、何故か勿体ぶって、グチャグチャグチャグチャと小理屈と垂れる。『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウォーキングデッド』のように、必要に迫られて本音を口にしないのではなく、物語の都合で話さないのがミエミエなので、本当にイライラする。特にベン。本作は登場人物の誰一人として好きになれない稀有な作品です。第3シーズンのラストでは『死ねばいいのに』と思っていたキャラクターの一人が見事におっ死んだので、スカッとしちゃいました。メインキャラクターが死んで嬉しいドラマというのも大概だよね。
尤も、物語として感心する点も多く、前半3期は現在を起点に登場人物の過去を描く構成であったのに対して、第4期以降は未来を起点に現在を過去として描くといった具合に、それまでの構成を転換させたのには素直に驚きました。その交差点となった3期ラストのジャックとケイトの場面は純粋に凄いと思った! 『ダウントン・アビー』や『ゲーム・オブ・スローンズ』のような名作よりも、むしろ、こういう惰性で見続けてしまう作品にこそ、海外ドラマの凄味や真髄があるのではないかと思えてきます。万一、上記してきたような謎の全てを綺麗に回収し得たら、今年のベスト10入りは間違いありません。逆に納得のいかないオチであった場合は貴重な時間をムダにした報いとして、今年のラジー賞入りは確実でしょう。極端やなぁ。


3.今年後半の活動予定

まずは恒例の年末ベスト10。昨年はスケジュールの都合でベスト5に留まりましたが、今年はキチンと10作品ほどあげてみたい……のに、今のところ、候補作品は3~4個くらいしかないのだよなぁ。新海誠監督の『君の名は』はPVを見るかぎりは興味深々ですけれども、そもそも、新海作品との相性がよくないので、劇場に足を運ぶ気になるかは微妙。
次に、こちらも恒例の大河ドラマの総評記事。今年は昨年と異なり、書くことが多過ぎて大変なことになりそうです。何よりも、キャラクターベスト10の選出がいい意味で大変なことになるでしょう。現在でもきりちゃんと春ちゃんのどちらを上位に据えるかで悶々とした日々を送っているので。尤も、内容に関しては、こちらも例年通りに普段の感想記事よりも若干厳し目になると思います。リアルタイムの興奮と全体のクオリティはベツモノですからね。
そして、これも毎年後期~翌年前期の定番である『相棒』の感想記事……ですが、今年は書くか否か真剣に悩んでいます。冒頭で述べたようにブログに注ぐ時間が制限されているうえ、上記のベスト10&大河総評も控えているとなると、尻込みしてしまいます。取り敢えず、初回の感想は書きますが、それ以降は内容の出来不出来次第で切る可能性アリ。
代わりといってはなんですが、単品記事の企画を考えているので、時間があったら、そちらに力を注いでみようかと。先日の日記で『女将軍伝』について触れたら、思っていたよりも多くの方から反応ありましたので、小説に関する記事もいけるかなと考えまして。でも、井上裕美子さんの作品感想ではありません、念のため。もうちょいメジャーな作家さんに関する簡易企画になるでしょう。

尚、新作の歴史記事は【略

…………これからも宜しくお願い致します。


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