小説 花明かり 深川駕籠 山本 一力  | てんつぶ

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深川駕籠シリーズ3。中編2篇。 

 

駕籠舁きの新太郎と尚平はおゆきのいる坂本村で老夫婦と知り合う。 

妻およねの余命僅かと嘆く庄兵衛。 

二人はおよね最後の夢という花見へと一肌脱ぐ。 

ところが花見の場で居合わせた千住の駕籠舁き・寅とその客・村上屋六造が早駕籠勝負をけしかけてくる。 
そこに大家の木兵衛が入って千両の懸賞が何と命を懸けた万両のいざこざに発展する。 
 
☆ 
 

天下の吉羽屋で誂えた高価な雨合羽で駕籠を舁く二人。 
ある雨の日に乗せた生花店花椿の女将そめ乃に一目惚れしてしまう新太郎。 
心配する尚平は香具師の浩蔵親分に相談した。 
その結果、女将の方も出会った日以来ぼんやりしているらしいと聞く。 
相思相愛か。 

新太郎恋路の結末や如何に。 

 
☆彡 
花明かり/菖蒲の湯