小説 脳漿溶解〈下〉  霧村 悠康  | てんつぶ

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自社の添加物の毒性を懸念し解毒剤を開発する研究者・網代木行人。 
だが上司である所長の角田に研究データを奪われ、遂には同じ研究員の妻が抹殺される。 
自ら開発した毒性の強い防腐剤の解毒剤を手に入れた角田は二重の資金源とすることを目論む。 
 
一方、次々と見つかる脳漿溶解の患者から共通の食品が見つかる。 
健康食品ロネマリン。 
あるロット製品から大量のテンドリーワンが検出された。 
この化合物こそが急激な脳漿溶解を引き起こしていたのであった。 
志保梨は調査協力してくれていた原田医師に連絡をとろうとするも医院の看護師たちと共に突然亡くなっていた。 

それも脳漿溶解で!

そしてもう一方の協力医院・西岸病院を訪れたのだが、彼女自身が危機に陥ってしまう。 

 

 

壮大な医療サスペンスですが。。。 

背景にあろうはずの国家権力(猿渡ら)が不透明だったかな、犯人がただの殺し屋ニセ医師になってしまった。