小説 悪魔の爪痕 霧村 悠康  | てんつぶ

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副作用解析医・古閑志保梨シリーズ2。 

 

桜ヶ丘産婦人科院長宛てに脅迫状が届けられた。 

院長の桜ヶ丘春彦はいたずらと軽く見ていたが、三人娘の長女・夏美が殺された。 

両方の乳房をえぐり取られるという無残な姿で。 

失意の桜ヶ丘一家だが、続けて高校生の三女・冬美までが同じように殺害される。 

 

切迫早産に使われる子宮緊張弛緩剤ユルマールの副作用として乳癌の増悪が2件報告されたのだが、 

桐内製薬顧問医師の古閑志保梨は副作用を調べるうちに疑問を感じる。 

不審の古閑は学生時代の同級生・佳川照彦警部に連絡する。 

 

桜ヶ丘家では妻・昌代も入院先から連れ出され惨殺された。 

そして今次女秋美に魔の手が伸びる。 

 

桜ヶ丘春彦がそこまで恨まれる過去に犯した罪とは? 

そして犯人は?

 

 

 

癌細胞はもみほぐすことで広がってしまうのか、恐ろしい。