4月の読書 | てんつぶ

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4月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:2068
ナイス数:403

風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)感想
鮫島は多発する高級車窃盗事案を追っていた。Nシステムにヒットしない事から、盗んだすぐ近くでナンバーや色を変えたりしているはず。盗難車を隠して塗装などの作業が出来そうな物件を絞り込み、ある古家と隣接する屋内ガレージに注目した。側には貸し駐車場があり、大江という老人の監視員が常駐していた。大江に秘密を感じた鮫島は古家を密かに調べ古井戸で屍蝋を発見する。☆藤野組の真壁に喉を撃たれた中国人の王、今では藤野組と組んでいた。そして真壁が出所した。窃盗団への捜査、過去の銃殺事件、真壁と王、様々な運命が入り混じる。
読了日:04月26日 著者:大沢 在昌
そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)感想
巨大な橋を支えるアンカレイジの中に密かに造られたシェルターに関係者6名が集まった。リーダーはスポンサーである盲目の天才科学者・勅使河原潤。だが今回参加しているのは時々影武者となって活動している弟の方。そして勅使河原のアシスタントを務める森島有佳。実はこちらも双子の妹がなりすましていた。その他、設計に携わった委員会のメンバーたち。だが到着して早々に事故が発生。出口は塞がれ、外部との連絡も絶たれてしまう。そんな中で連続殺人が発生。次々とメンバーは殺され、遂には偽物二人だけになった。果たして犯人は? 動機は?
読了日:04月17日 著者:森 博嗣

沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)感想
歌手を目指していた菊野商店街の人気者・並木佐織が行方不明となり3年後に遺体で発見された。23年前に少女誘拐殺人で起訴されるも無罪となった蓮沼寛一が再び誘拐殺人の容疑者として逮捕されたが処分保留で釈放される。憤る両親・妹や恋人、支援者ら佐織を愛した人たち。忸怩たる思いの草薙や内海ら捜査陣。ところが菊野市恒例パレードの日に蓮沼が殺された。警察は蓮沼を憎む佐織の家族ら身内に容疑の目を向けるもそれぞれのアリバイが立証される。暗礁に乗り上げる警察。しかし菊野市には帰国した天才物理学者湯川学の通う研究所があった。
読了日:04月11日 著者:東野 圭吾
銀河に口笛 (角川文庫)銀河に口笛 (角川文庫)感想
モッチ、ニシ、エムイチ、マー坊、ミハル、そしてリンダ。リンダと出会ってから別れるわずかな期間、ウルトラマリン隊として遊んだ日々。 40歳代中半になった今、35年前キミと出会った小3の頃を思い返す。異星人のキミは今どこに? ☆彡海底少年マリンとウルトラマンシリーズと少年探偵団。 それをもじってウルトラマリン隊と称して空地の秘密基地で遊ぶ。まさに我々の小学生時代の遊び。アーム筆入れ、スパイ手帳は私も持っていた。懐かしい昭和40年代の風景が甦る。そこに謎の少年を登場させる。ウルトラマン好きの朱川さんらしい作品。
読了日:04月08日 著者:朱川 湊人

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