小説 風化水脈 新宿鮫VIII 大沢 在昌  | てんつぶ

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新宿鮫シリーズ第8弾。 

 

鮫島は多発する高級車窃盗事案を追っていた。 

Nシステム網にヒットしない事から、盗んですぐ近くでナンバーや色を変えたりしているはず。 

都内で車を隠し塗装したりの作業に適した物件を絞り込んでいく。 

ある古家と隣接する新し目の屋内ガレージに注目した。 

側には時間貸しパーキングがあり、大江という老人の監視員がほぼ24時間常駐していた。 

大江に聞き込みをし、彼に秘密を感じた鮫島は大雨の日に古家を密かに調査し、古井戸で屍蝋化した遺体を発見する。 

 

藤野組の真壁に喉を撃ち抜かれた中国人の王、今では組織を束ね藤野組の矢崎と組んでいた。 

そして真壁が出所してきた。 

 

窃盗団への捜査、大江の秘密と過去の銃殺事件、真壁と王、様々な運命が入り混じる。