巨大な橋を支えるアンカレイジ。
その中に密かに造られた通称バルブと呼んでいるコンクリートシェルターに関係者6名が集まった。
スポンサーでありリーダーは盲目の天才科学者・勅使河原潤。
だが今回参加しているのは時々影武者となって活動している弟の方。
勅使河原のアシスタントを務める森島有佳。
実はこちらも双子の妹がなりすましていた。
その他、設計に携わった委員会のメンバーである物理学者の志田雄三、構造設計者の垣本壮一郎、環境工学専門の小松貴史に、医師の浜野静子。
だが到着した翌朝この閉鎖空間で事故が発生。
出口は塞がれ、外部との連絡も絶たれてしまう。
そんな中で連続殺人が発生。
志田、垣本、小松と殺されていく。
ついには浜野も死に、偽物二人だけになってしまった。
果たして犯人は?そして動機は?
☆彡
「反転する世界、衝撃の結末。知的企みに満ちた森ワールド、ここに顕在。」(書籍紹介)
「フェアかアンフェアなんかなんてことに執着せず....」(解説)
面白かったが、やっぱりフェアなのを読みたいかな。