小説 三鬼 三島屋変調百物語四之続 宮部みゆき  | てんつぶ

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やって来た語り手は十三歳の女の子。 

喪った愛しい人を甦らせる死人の旅籠。 

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夏の間お店を休む訳は? 

煮売り屋の主人に取り憑いたひだる神のお話。 

☆ 

武士の清左衛門は妹の志津をいたぶった相手を殺害する。 

罰で山番士として山奥の寒村に送られるのだが。。。 

その山には鬼が住み、病人など足手まといの村人を排除するのであった。 

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黒白の間に現れたのはお梅と言う老婆の生霊。 

おちかはおくらさまに振り回された美仙屋の謎を探る。 

「自分をうちのなかに閉じ込めていると<おくらさま>になってしまう」とお梅に諭されるおちか。 

 

 

大怪我をして次男・富次郎が三島屋に帰って来た。 

おちかが淡い想いを抱いていた「深考塾」の若先生・青野利一郎が去る。 

そして瓢箪古堂の若旦那・勘一との出会い。 

変化の予感に溢れるシリーズ四でした。 

 

☆彡 

序/迷いの旅籠/食客ひだる神/三鬼/おくらさま