小説 ブラックオアホワイト 浅田次郎元満鉄の理事で財を成した祖父。 そして迎えられた商社で役員を務める。 祖父の右腕から能力を買われ跡を継いだ婿養子の父。 その後、3代目として勤めることになった都築栄一郎。 だがその商社マン生活は痛恨の連続であった。 たまたま友人の葬儀で出会った私はこの60を過ぎた資産家の御曹司に招かれ彼から夢と現の話を聞く。 スイスの湖畔、パラオ、シャイプール、北京、そして京都で見た夢。 白い枕で見るのは良い夢、黒い枕で見ると悪い夢。 そして語られた現はブラック?orホワイト?。