小説 ヒトリシズカ  誉田 哲也 | てんつぶ

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短編連作小説。

 

小金井署で起こった殺人事件。

被害者は10代少女達を売春させていたチンピラ。

ある自殺した少女の兄が犯人として逮捕された。

ただ生活安全課伊東課長の娘・静加が殺人現場にいたのであった。

伊東と昵懇の大村巡査の頼みで木崎巡査は口をつぐむ。

西新井警察署で元暴走族が刺殺された。

若い女性のタレコミから昔の暴走族仲間が犯人として浮上したが、ある日レイプされた女子高校生の彼氏が殺人を告白し自殺した。

彼氏にレイプの事実を告げた女がいた。その名は伊東静加。

伊東課長から元警官の探偵青木に依頼された静加の捜索。

しかし静加は白骨化された遺体となって発見された。

だが青木は身長の違いに気づくのだが。

アキという女の罠に陥る。

暴力に苦しんでいた岩倉深雪・静加の母娘だがヤクザな交際相手は犯人不明で刺殺された。

そしてDV相談していた伊東課長と5年越しで結ばれることになる。

ある日、静加の古い粘土から血の付いたナイフが見つかる。

8歳時の犯罪と秘密。

静加は両親に告白し終わると家を出た。

その1ヶ月後に小金井の事件が発生する。

ヤクザの南原義男が自宅を襲撃され殺された。

矢部刑事と鮎川刑事の聞き込みから手引きしたのはアキという女と知る。

南原の娘・澪が連れ去られるのだが。

事故を起こした逃走車に残された血痕からアキと澪の血縁が判明する。

15年後。
仲尾真琴という女性が衰弱死し、それを両親も確認した。
だが、戸籍上は結婚し佐川真琴として存在していた。
藤岡警部補は娘・唯の運動会に来ていた佐川真琴を任意同行で引っ張る。
身分詐称事件に注目していた捜査一課の木崎はその人着を確認すると大村巡査、矢部刑事、鮎川刑事、定年退職している伊東を藤岡に引き合わせる。
そして伊東静加の17年間が今解き明かされる。
佐川真琴の口から南原邸事件後が語られる。

 

☆彡

闇一重/蛍蜘蛛/腐屍蝶/罪時雨/死舞盃/独静加