竜の柩シリーズ最終章。
横浜の中華街を牛耳る龍海峯。
龍の勢力を狙う上海の黄延介から孫娘・明鈴を守りパリまで無事に送り届ける条件で、彼から渡英の支援を受ける。
霊との接触を求め、ロンドンにたどり着いた九鬼虹人たち。
到着後は船中知り合った英国紳士ゲイリーの邸宅に招かれる。
霊媒師ベントレーを通じて、遂に鹿角の霊と繋がった。
イシュタルの手配も得られ、いよいよ元の時代に戻ろうと意気込む九鬼たちだが、
若きヒトラーの訃報を知り、世界が変わってしまっている事に気付き愕然とする。
迷い込んだパラレルワールドから抜け出して元の世界を目指す。