ゼファー750 キャブレター メンテナンス（中編）

「前編」からの続きです♪

プレートが外れたので、4つのキャブレターを分離します。

まずはキャブ上面前側の「1-4・2-3」を繋ぐ負圧ホースを外して

その後、フィッティングを抜きながらバラしていきます。

◯ キャブ上側で「1-2・3-4」を繋ぐ（92005C）←エアドレーン

◯ キャブ下側で「1-2・3-4」を繋ぐ（92005B）←燃料が通る

◯ キャブ下側で「2-3」を繋ぐ（92005A）←燃料が通る

せっかくなので、このフィッティングのOリングも交換したいトコロですが

何とOリング単体の型番設定が無い！

…と思ったら。

GPZ900Rのパーツでピッタリのモノがあるという情報を入手♪

◯ 92005A・92005CのOリング

「92055-1223」（合計8コ必要）

◯ 92005BのOリング

「92055-1004」（合計4コ必要）

こんなに小さなOリングですが、重要部品なのです…（笑）

さて。

キャブ本体の分解に進みます♪

まずは1番さんのフロートチャンバー内

綺麗ですね♪

フロートピンを竹串で突き、ゆっくり抜いてフロートを外します。

フロートバルブは若干アタリがあるかな？

表面を少し掃除してみると…アタリ面の筋がハッキリ見えました。

フロートは問題無し！かと思ったら、振ってみると1番だけ僅かにカタカタ音が…

他のキャブのフロートは振っても全く音がしなかったので、念のために交換する事にします。

ダイヤフラムは4つとも破れ無し

フロート高さは…

「18mm」規定値は17±2mmなので、実油面は少し低めになっていたようです。

フロートチャンバーのガスケットは、プラスチックみたいにカチカチ…

燃料漏れの原因は、やっぱりコレとフロートバルブの劣化かな？（フロートも怪しい）

ついでに

あまり効果が無い割に邪魔になるキャブヒーターを外しました。

このリレーって

ヒーターのリレーだったのね（笑）

必要無くなったので外そうと思いましたが、配線がメインハーネスに組み込まれているので断念…

関連するコネクターは防水処置して隠しておきました。

そんなこんなで

4つのキャブをバラして点検・清掃をして…

仮組みして部品待ち（笑）

この時、世の中はお盆休み真っ只中…仕方ないよね。

普段手が届かないトコロを徹底清掃♪

暇になっちゃったので…

【番外編】チョークレバーのストッパー作成

ゼファー750の持病とも言われる「チョークレバーが勝手に戻っちゃうよ〜」現象。

スイッチボックス内にある黄色いストッパー？が効かなくなってレバーが滑ってしまうのが原因なんですが…

久しぶりにゼファー君のスイッチボックスを開けてビックリ！

ストッパーが中で割れてました。

コレもご定番らしい…（笑）

この黄色いやつだけ部品として入手出来れば良いんですけど

パーツ単体の設定無し。

こんな豆粒みたいなヤツのために丸ごと交換なんて出来る訳がない！

という事で…

余っていたラバーブッシンクをカッターで切り出して作ってみます。

ポロっと外れないように、上から押さえているプレートは残すように成形して

完成！

早速付けてみて確認…

うん！良いね♪

操作感も適度な手応えで、しっかり止まってくれます。

以上「ゼファー750 キャブレター メンテナンス（中編）」でした。

後編に続く…

ゼファー750 キャブレター メンテナンス（前編）

ツーリング前の点検で発見した

1番キャブからの燃料漏れ…

楽しみにしていたツーリングの前に…何で！？と思いましたが、冷静に考えると良いタイミングで見つけたモノです。

出先で気付いてたら、もっと面倒な事になってましたからね…

さて。

ゼファー君のキャブメンテ歴は分かりませんが、少なくとも僕の手元に来てからは一切やっていません。

普段アレコレ整備記録を綴っているので、たまに誤解される事があるんですが…

ワタクシ、車やバイクの整備士さんではなくホントにタダの素人なのです。

ネジを外したり締めたりで済むような簡単な作業は大丈夫ですが、細かい調整や特殊な工具・技術を要する事は出来ません。

まあ…

キャブのメンテって何だか難しそうだし面倒くさそうだから触りたくなかったんだよね〜！

というのが本音のトコロです（笑）

これまで特に不具合も無かったしね♪

はい、前置きが長くなりました。

まずは燃料が漏れた原因を推定してみますが

◯  始動性は良好

◯  アイドルも安定している

◯  吹け具合もOK

という事は…キャブ自体の機能が悪い訳では無く、単にガスケットの劣化か一時的なフロートバルブへのゴミの噛み込みかな？と考えました。

何度かフロートチャンバーの燃料を抜いて入れてを繰り返しましたが、何度やっても滲んできます。

まあ、20年選手のゼファー君ですから…そろそろメンテ時期なのは間違い無いでしょう。

という訳で

フロートバルブとガスケットの全交換は決定で、後はバラしてみて考える事に。

【簡単！ゼファー750 キャブレターの外し方】

1. 燃料タンクを外す

（過去記事参照）

2. エアクリーナーボックス上のステーを外す

3.エアクリーナーボックスを外す

真ん中のネジ1本で簡単に外れます♪

4. エアクリーナーとキャブを繋ぐダクトを外す

キャブ側のバンドを外して、エアクリボックスの中に手を突っ込んで中から外します。

この技が使えるのは、ゼファーシリーズの中でも750だけらしいですよ（笑）

5. スロットルワイヤーとチョークワイヤー（ハンドル側）を外す

キャブを引き出すための余丁をとるためです。

6. チョークワイヤー（キャブ側）を外す

7. キャブとエンジンを繋ぐダクトのバンドを緩める

8. キャブを後方に引き抜く

グーグル先生で検索すると「固着していて外れない！」的な話が多かったんですけど…

気合い入れて引き抜こうとしたら、スルッと抜けて後ろにひっくり返りそうになりました（笑）

9. 左側からキャブを取り出す

10. アクセルワイヤー2本を外す

以上！

ここまでの所要時間、約30分。

あらら？もっと難儀するかと思ってたのに…意外と簡単でした♪

後は諸々の部品を外していきます

う〜ん…

気付いてはいましたが、エンジンとキャブを繋ぐダクト…かなりヒビ割れて劣化が激しいです。

中まで貫通してる訳ではないので、ここからエアー吸ったりはしてないんですけど。

思い切って交換です♪

さてさて。

連結しているキャブのバラしに掛かります♪

4連のキャブは上下2本のプレートで連結されていますが、このネジが超絶固いらしい。

案の定…全く緩まないワガママちゃんが2本程いたので

しっかり養生して…

サヨナラ（笑）

連結しているプレートが外れました♪

以上「ゼファー750 キャブレター メンテナンス（前編）」でした。

中編に続く…

準備完了…のはずが

8/13（日）

午前中の仕事を終えたら夏休み突入。

朝からルンルン♪

まあ、この状況でガッツリ仕事やる気分なワケ無いですよね（笑）

ざ〜っと適当にアレコレ片付けて、昼食もそこそこにムーブ君で自宅へ帰り…

明日のツーリングに備えての準備です！

数ヶ月ぶりにキャブにガソリン送って〜♪

バッテリーのマイナス端子繋いで〜♪

タイヤの空気圧を調整して〜♪

その他、チェーンに注油したり諸々済ませて

長めのセル1発でお目覚め。

うんうん、良いねぇ〜！

このゼファー君の音…そして香り♪

！？

香りがいつもと違う！

メッチャガソリン臭い！

ぎょえ〜！1番キャブのボディとフロートチャンバーの間からガソリンがポタポタと。

アイドル状態ではほとんど漏れないけど、アクセル開けると滴り落ちてくる状態

嗚呼、マジか〜 (~_~;)

この時点で自分の運命を悟りました。

明日走るのは無理だ…

（数年越しの念願も叶うはずだったのに…）

という訳で。

ワタクシの夏休みは、初日にして終わったも同然です（泣）

.°(ಗдಗ。)°.

でもなぁ〜

昨年末、チェーンとスプロケ交換をやったんですが…キャブ周りの手入れとどっちを先にやるか迷ったんですよ。

結果論ですが選択ミスでした。

という事で。

悔しさは修理にブツけたいと思います♪

が…

部品の値段に…既に挫折しそう（泣）

でも、ツーリングに出る前に気付いたのは不幸中の幸いでした。

タイミング悪いようで…ホントはタイミング良かったのかも？

皆様も運行前点検は念入りに♪

10000km

8/6（日）

本日、バンバン君

10000km到達！

同カラーのハロハロでお祝い（笑）

8/5（土）

節目を迎えるにあたり、日頃の感謝を込めてメンテも済ませておきました♪

オイルは余っていた「カワサキSJ」

今後はゼファー君と共に「Power1」で統一しようかな。

それにしても…約1500km走行で

この汚れ方！

排気量が小さいとはいえ、空冷だしオイル量も少ないから負担が大きいんでしょうね。

あまりケチらずこまめな交換を心掛けます♪

続いてチェーンとスプロケの清掃・給脂

全然伸びてないので張り調整は必要無し。

まあ、バンバン君には少しオーバースペックなチェーンですから…こんなモンなのかな？

ピカピカのチェーンは気持ち良いね♪

ホントは後輪外してブレーキの清掃もやるはずでしたが…夏の熱さに負けて断念（笑）

夜は家族で近くの夏祭りへ

ようやく夏を満喫♪

そんな週末でしたとさ。

夏の会津磐梯ツーリング

8/2（水）

平日のド真ん中に急遽休みをゲット！

急な仕事は勘弁だけど…急な休みは大歓迎（笑）

ようやくバイクで夏を楽しめました。

ホントに急に決まった休みなので、ノープランだったけど…ふと思い付いたトコロへ♪

まずは「道の駅 国見」で朝食

コンビニのサンドイッチと缶コーヒーですが、ツーリングの時は美味しさ倍増！

天気はどうかな？

う〜ん…降ってきたら新しく買ったカッパの慣らしだと思えばいいか（笑）

4号線を南下して、福島県に入って115号で土湯方面へ向かいます

写真ではガッツリ降ってるように見えますが、小雨…でもない。霧雨？

降ってはいないんだけど、ず〜っと霧吹きで水を掛けられてる感じ（笑）

「道の駅つちゆ」

真っ白…コレはヤバイ。

何だかこの辺を走る時は天気に恵まれない気が…きっと吾妻山に嫌われてるんだなぁ〜（泣）

なんて思っていたら

約10分後、土湯トンネルを抜けると

嘘のような快晴♪

「嫌いじゃないよ！」って事？（笑）

気持ち良く山道をクネクネ楽しんで

「道の駅 裏磐梯」

磐梯吾妻ゴールドラインをひた走り

「道の駅 ばんだい」

裏磐梯（うらばんだい）は漢字表記、ばんだいは平仮名表記なのが面白いです♪

「道の駅 あいづ 湯川・会津坂下（あいづばんげ）」

大きくて綺麗な道の駅です。

さて、本日の目的地へ

「伊佐須美神社」

久しぶりの御朱印巡り♪

この伊佐須美神社の御朱印は2種類あるらしく、年配の宮司さんが描かれる御朱印は個性的なデザインで人気なのだとか。

若い宮司さんが描かれる御朱印も、流れるような達筆でコレまた素晴らしいと。

どちらも頂きたいですが、噂によると年配の宮司さんは平日の方がお会い出来る可能性が高いそうなので…今日は個性的な方を頂けるといいな！

と思いつつ参拝

目の前で書いて頂きました。

趣深い御朱印♪

普通に見ただけでは読めませんね（笑）

「最近は御朱印が人気で…週末は特に多くて疲れて。でも私の務めだからね、ありがたい事です」

神社の歴史・地名の由来等々、色んなお話を聞かせて頂いて勉強になりました。

さて

今日はもっと走るぜ〜！

「東山ダム」

「大川ダム」

後から知ったんですが、大川ダムに隣接している「下郷展示館」というところで近くの「大内ダム」のダムカードもゲットできるのだとか。

う〜ん…リサーチ不足で残念でした（泣）

「道の駅 しもごう」

「堀川ダム」

（ほりかわ）ではなく（ほっかわ）ダムなんですね。

そういえば、チョット変わったダムカードの配布方法にビックリしました

気になる方は是非足を運んでみて下さい（笑）

そんなこんなで。

無事故無検挙で無事帰宅

Before「9147km」

After「9634km」

オール下道で487km

なかなかタップリ走れて大満足の1日でした♪

以上「夏の会津磐梯ツーリング」のお話でした。