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― the field for the study of astrology and original novels ―
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 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

タイムリーにお知らせが来たので告知。
 
新しい電子書籍がリリースされました。
 
この電子書籍に収録されているのは、4作品。
*Murder in memory
*オルフェウスのダンジョン
*うつし世は悪夢
*そして天女は舞い降りた
 
要するに、普通の感覚では、短編小説をまとめたものなのですが。
4作。
 
これは過去に、ミステリ・イベントで発表したものです。
その場所、地域を訪れていただき、自分が名探偵になってそこにある風景や用意されているヒントを元に謎解きをするという、「参加型のミステリ・イベント」の原作小説を書いたことがあります。
イベント参加者には、解決偏の存在しない私の書いた小説が配布される。
それを読み、現地に行き、解決を求める。
そういうイベントです。
 
ここに収録したのは、その中でも推理小説としてある程度の完成度が見込めるもので、思い入れの強いものです。
「Murder in memory」は福井県全県を対象にしたものです。
オーソドックスな初級クラスの謎解きミステリです。

「オルフェウスのダンジョン」は、かなり難易度が上がりますが、解けてしまったら、はっきり! すっきり! これ以外の答えはない! というような代物です。
ちなみにこの「オルフェウスのダンジョン」は、大阪で3万5千部が配布され、しかし、根拠を説明できる正解は、まことに少なかった、そこそこ上級者クラスの謎解き。(3万5千の中で、イベント用小説を読んだ人は、その3分の1程度と思われるが)

「うつし世は悪夢」は、当初は三重県の名張市で行われたイベントで、当初はかなりやさしい謎解きでした。
が、全面的な改稿をし、難易度を上げています。
気づく人は、トンネルを抜けられますが、気づかない人は迷宮へ。

「そして天女は舞い降りた」は、もっとも読後感のよいものと思います。
ことさら、難易度は上げていませんが、京都の丹後・丹波の天女伝説をモチーフにしている、ロマンティックなミステリです。
 
これらは、一般に向けては初めての公開で、これらのイベントに参加した人か読んでおりません。
つまり、ほとんどのかたにとって「業火」以来、なんと28年ぶり(!)のミステリ新作公開ということになります。
 
といっても、そもそもこれらの作品は、前世紀に書いたものです。
(2001年までに)
 
なので、現代的な感覚で先鋭化した本格ミステリを期待されても困ります。
土台がそもそも違います。
できるだけ、現代的な基準で破綻のない加筆修正を行っていますが、もとが前世紀です。
そのようにご理解下さいね。
 
電子書籍の「あとがき」には、当時の裏話なども寄稿しております。
 
あと、裏話つながりで。
この作品の中で、「Murder in memory」「オルフェウスのダンジョン」「うつし世は悪夢」の三つは、昨年度まで講師を勤めておりました母校の大学で、教材として使用していました。
これは、やはり「生徒に推理させる」ということから、謎解き・解決偏のないものとして、テキストとして用意していました。
 
ところが、今回電子書籍に収録する場合、解決偏は必要で、これらの過去作の「解決偏」を初めて執筆しました。
それで自分もいろいろな発見があって、作品自体も修正し、完成度も高まったのですが。
 
大学でテキストとして使用し続ける場合、これが電子書籍として出版されると……という懸念がございました。
が。
皆様、ご存じの通り、昨年度いっぱいで大学をお役御免!となりました。
 
よくできているな~、と思う次第。
もはや、何の遠慮もない。(笑)
 
 
過去が剥がれ落ちてゆく。
 
 
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