やれやれ。
ようやく、来年度の大学の前期で使うテキストの原稿をまとめることができました。
もともと製本されてあったものの原稿を改編する作業なのですが、これがここまでなかなかに手間取りました。
今回はネットで入稿して製本してもらうつもりなのですが。
以前から娘に言われていたのですが、活字のフォントって著作権があり、まあ、解釈はいろいろあるようなのですが、自分の本を製本して販売するのだったら、フリーのものか、あるいは自分で購入したものでないと商用利用できない。
あとあと厄介なことになるのはいやなので、フリー・フォントを入れようとしてみたりしたのですが、何がどこまでどうなのか、インストールの方法とかも、やろうとするとよけいなものがひっついてくることが多く、結局、断念。
オールド・タイプの私がいろいろ調べたあげく選択したのは、「一太郎」を購入すると、その中には商用利用できるフォントが入っているので、それで作成するという方法でした。
実際、ワードで作成すると、ルビをふると行間が広がったり、文字も今ひとつ美しくなく、「」の配置もどうもいけません。
「これが本になるのかあ」と思うと、がっかり感が強かった。
でも、ずいぶん前のパソコンで、一太郎をインストールして使っていたことがあり、一太郎ならそこら辺がきれいに仕上がることもわかっていたので、衝動的に購入。
ところが、一番安いのを買ったら、なんとこれが。
商用利用できるフォントが入っていなかった。
ガーン∑(゚Д゚)
ここで、すんばらしいのは、一太郎のメーカー、JUST SYSTEMSさんにご相談したら、明らかに私の調査不足のミスなのに、「返品可」という措置を取ってくださって、ちゃんとPremiumという商用利用可能なフォントがあるものを差額分で購入できたこと。
(一度返金してもらい、もう一度新しいのを買い直した)
JUST SYSTEMSさん、ありがとう。
対応してくださったオペレーターの方も親切でした。
そんな紆余曲折を経て、入手した一太郎で入稿原稿を編集していくのが、使い慣れていないのでまた一苦労。
段組を変えたり、前回の製本後もなお残っていた間違いを修正したり、わずかばかりの簡略化や合理化を行い……
もう一つ課題が。
以前の出版社が用意してくれていた様々な図(地図や解説図など)も、そのまま使ってはいけない。
ので、同じ形式のものを人に頼んで新たに書き起こしてもらったり、それをまた原稿に組み込んでいく作業……
この種のことに疎く、事務能力に劣る私には、どれもこれもハードルが高いのです。(´ε`;)ウーン…
ネットで調べたり、教えてもらったりして、やっと入稿できるところにまでこぎ着けました。
編集作業って、けっこうたいへん!
これで入稿してしまえるかどうか、ちょっと立ち止まって、OKなら入稿ですな。ドキドキ
今すぐは取りかかりませんが、後期のテキストも同様にこれまでのものを改編して製本する必要があります。
改稿する部分もやはりありますしね。
なんにしても、今時のシステムで本を作るというプロセスが、今回、ガチで学べました。
ちょっと落ち着いたら、「ヤオヨロズ」なども製本しようかと思っています。
オールド・タイプとしては、やっぱり「紙の本」というのが安心するんですよね~。
電子書籍って、今ひとつ、喜びがわかない……
さあ、次は……
台本だ!
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