珍しく、ちょっとした喉風邪になってしまった。
昨日、「あれ? これは?」と感じたのですが、案の定、その後それらしい症状が出てきました。
たぶん、その前日の大学でもらってきたかな?
まあ、たいしたことはございません。
ちょっとこのところ、気になっていることがあって、今日はそれを記事にいたします。
それはホロスコープにある「運勢」と「現実的対処」は別のものだということです。
私たちは当然、ホロスコープからその人それぞれの特徴や運勢的な傾向を読み取ります。
その方がお悩みを抱えているとして、それはたいがいホロスコープに明記されています。
少なくともいくつかのバリエーションの中の一つとして、そういう出方をする可能性はありますよ、ということが申し上げられます。
それは魂にとっては、計画された課題なのですが。
そこをなんとかするために、星の使い道を変えるとか、別な生かし方をするとか、あるいは今起きている事柄を作り出す運気がいつごろ終わるとか、今後の流れを考えると今起きていることには、違った意味があるとか。
様々なアドバイスが可能です。
時にはタロットを使い、具体的な対応を考えることもできます。
こう書くと、占星術師がなんにでも対応できるように錯覚されてしまいそうなのですが、じつは対応できない問題があります。
それも数種あります。
たとえば人とのおつきあいが苦手、対人が怖いと感じるような性質の人がいるとします。
そのために仕事や恋愛や様々なものでうまく行かない。
私たちは、この方がそうなった理由をホロスコープ上に指し示し、解き明かすことはできます。
それには魂の計画としての、特別な意味があることも、違った観点から解説することもできるでしょう。
それは大きな納得や自分自身への理解につながれば、多少、コンディションが変わるかもしれません。
しかし、人が怖いという基本的な感じ方が出ている根っこ。
これを癒さない限り、占星術師が幾度も幾度も解説したところで、根本的なところは変わりません。
こういった解説を行って、気持ちが楽になった、救われた心地がする、という経験をされる方はたくさんいらっしゃるのですが、その時の感覚を求めて何度も鑑定士のところを再訪したとしても、根っこが変わらないと本当の意味では状況は変わりませんし、幸せにもなりにくい。
つまり、それが「現実的な対処」なのです。
鑑定士によって、ちゃんとした根っこを抑えることができたのなら、その方が次にしなければならないのは、自分が抱えている対人恐怖を具体的に克服する努力なのです。
そのためにはカウンセリングもいいでしょう。良い先生を見つけて、自己解放できればずっと楽になったり軽くなったりということにもつながります。
その方が人が怖くなった理由は、もしかすると家庭環境などにあるのかもしれません。
そのことを頭で理解しても、何も変わらない。
怖さを植え付けられた経験やその時の自分の感情にさかのぼって、その時の自分自身の心を癒さないといけません。
しかし、それはなかなか個人ではできない人も多い。
だからこそ、そういった専門家に頼るというのはあっていい選択なのです。
もちろん個人でも、ホ・オポノポノなどを駆使して、潜在意識を浄化する手段はあります。それをお伝えすることもあるのですが、お気持ちが不安定な方はこれを継続的に続けることができない場合もあります(あるいは気質的に、すぐに飽きてしまうなどのケースも)。
人にはそれぞれに合った、現実的な対処の仕方というのがあります。
こうしたメンタルの問題ばかりではなく。
たとえばご主人が浮気ばかりするが、離婚することもできないというような状況の女性にご相談され、
「なぜなんでしょう」
「いつになったら収まるのか」
「どうしたらいいのか」
など、問いかけられたならば。
現状の運勢や、ホロスコープのどこからそういったことが起きるのか、またそのために女性自身、なにができるのかというようなことはアドバイスできるのですが。
それでも、どうしてもご主人が浮気をやめない。
そしてまた最初と同じ問いかけを持ってこられることもあります。とてもお辛い心情はわかりますし、お力にはなりたいとは思うのですが、このようなケースで魔法使いのように私たちが状況を変えてあげることはできません。
このような問題解決にも、ホ・オポノポノは役立つし有効性があるのですが、このような状況の方はもはや不安のほうが圧倒的に勝ってしまって、それすらちゃんとできないということもあります。
その方にしてみれば、夫が浮気をやめて家族のところに戻ってくれたらよいわけなのですが、そのために初期の段階では鑑定士は役立つかもしれませんが、本当に必要なのは現実的な対処なのです。
それはとことんご主人と話し合うこと。
否定して取り合わないのなら、取り合わせるための材料を集め、証拠を突き付けるまでのことをしなければなりません。
最終的には、法的な手段に訴えることも現実的な対処です。
いずれも勇気の要ることですが、そこを避けて解決するということはおそらくできないだろうと思えるケースもとても多いのです。
ホロスコープに表示されるもの、そこにある運勢的な傾向。
それと現実は分けて考えなければなりません。
運勢があるからこうなってしまうのは仕方がない、というのは、もっともまずいホロスコープの向き合い方で、それはそもそも論外です。
それは課題なので、いつかは克服できるというのが大前提です。
それが見えたなら、次は行動が必要なのだということです。
行動というのは外に向かって出ていくのばかりが行動ではありませんし、この記事の最初の事例のようなメンタルな問題では、内的に入っていくことが解決につながるわけですが、それもまたその方の行動なのです。
そして幸せになっていくためには、そうした現実的な対処が必要なことも多いのだということ。
鑑定士ができることなど、むしろとても限られているのです。
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