不都合が起きる場合 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日の記事に関連したものなので、出来たらそちらに目を通してからお読みください。

昨日は周囲に勧められた婚姻を嫌だと思って断った事例で、嫌だと思う未来を拒否することで、後々、運命的に不都合な事態が発生するかというお問い合わせに対し、とくに不都合はないとお答えしました。

これにはじつは、人の結婚にまつわる裏事情みたいなものもあるからです。

生まれ変わりの研究では、人は現世で結婚するような相手とは、だいたいあの世でお話がまとまっていることも多いと報告しています。

ただ離婚したり死別したりするケースもありますし、その時の学びを果たすために、うまく行く結婚もうまく行かない結婚も、ちゃんとその時には適切なお相手が選ばれて登場してするわけです。

その中には「なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう」という事例も数多くあり、それは現世的な損得では判断のできない、魂上の理由があるわけです。

でも、こういったことを考えると、人はその学びの段階において、適切なお相手を選べることになり、婚姻関係を結べるような相手の魂も、じつはたった一つではなく、複数存在しているということになります。

つまり一回の婚姻を断ったからと言って、じつは適切なお相手は他にもいると考えられ、必要な学びはどこかでするようになっているのです。

だからこそ、私は基本的には不都合はないとお答えしたわけです。


でも。

どのような事例でも、自分が拒否したいものを拒否することで不都合が起きないのか、と言われたら……

それはまったく違います。

たとえば私は家族に関する縁が非常に強いホロスコープを持って生まれてきています。

家庭、そして子供です。

これをもし私が拒否したら?


そこにはとてつもない反動が待っているでしょう。

以前、私は家族にまつわることで、重大な決断を迫らせ、大きな責任を背負ったことがあります。

これを嫌だからと拒否していたら、私のその後の人生はろくでもない方向へ転落したかもしれません。

むしろその責任を背負うと決意したときから、好転の兆しはあったように思います。


こんなことを書くと、今、ご家族に関して大変な想いをされている多くの方々が、
「ああ、じゃ、私もこれが運命で、やっぱり背負って行かなくちゃいけないんだ」
と思いこまれるかもしれませんが、これは人それぞれなので、本当に何を大事にすべきかは、やはり個別に判断しなければなりません。

強迫観念に駆られてするような決断は、正しいものとは言えませんし、ご本人も心の底では納得されていないはずです。

やはり心の底からのクリーニング、浄化が必要だと思います。

その上でなら、胸にすとんと落ちる判断もできるはず。


魂にはそれぞれに今回の人生で果たすべきお役目もプランとしてあります。

家族や子供に関するものに限らず、人が果たすべきお役目はいくつもあります。

個人でさえ、複数あるかもしれません。大きな働きができるようになればなるほど、それは広がるかも。

そこまで行かなくても、自分のささやかな人生の中で果たすべき責任や役割は、やっぱり絶対にある。

この責任を放棄するような拒否であるならば、後々、反作用的な不都合が起きても不思議ではありません。

楽して生きるのが人生ではない、と私は思います。

この世は基本的に苦労するためのものだからです。
(あの世は思うことがかなう世界だから、あえてこの世は思い通りにならない世界として創造されている)

でも、楽ではないけれど、楽しく生きて行くことはできる。

それはちょっと前にも書きました。

楽しく生きるためには、背負うべきものも背負わなければならない。

ということで、前回の補足でした。

m(_ _)m


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