
この一年(私の場合は一年半くらい前から)かけて制作、そして練習に取り組んできましたが……
市民創作という枠は、すでに超えたものに仕上がってきています。
「市民が作るのだから、そうたいしたものではないだろう」というような意味合いでの枠です。
もはや、そんなものではない。
三年前の「最後の五匹」もプロのような創作ミュージカルと絶賛されましたが、今回も勝るとも劣らぬものになっています。

本番会場の舞台に大道具を持ち込んでの練習の一部です。
あまり映像を公開すると、ネタバレ的になりかねないので、これくらいにしておきますが。
今回の作品には、いくつかの特徴があります。
まず「最後の五匹」は芝居に重点を置き、とくに歌の要素は少なかった(踊りは盛り込んでいましたが)。
これは歌に慣れない役者さんの負担を少なくするということもありましたが、私自身がミュージカル台本というものを、まだよく理解できていなかったし、未熟だったからです。
今回は歌も踊りも、かなりミュージカルとしての要素を濃く盛り込んでいます。
とくにオープニングの踊りは圧巻。
鳥肌が立つ、という取材の方の評価も頂きました(まだ衣装も付けていない、練習風景だったのですが)。
各場面、要所要所では役者さんにも歌ってもらっています(もちろん!)。
音楽は「最後の五匹」の時と同じく、K先生を中心とする先生がたが、台本の詩に合わせたものや、場面の効果として様々なものを作ってくださっていますが、どれもイメージにぴったりで多彩です。
今回のミュージカル。
日本神話を題材としていますが、神様がいっぱい出てきて、あれやこれや神話のストーリーを次々に演じていくもの……とお考えになったら、これはイメージがまったく違います。
たぶん、神話がどこに組み込まれているのか、あまりわからないと思います。
天岩戸やオロチ退治などは歴然としていますが、かなり巧妙にストーリーの中に多数融合させていますので、これは逆に神話をまったく知らない人でも、楽しめます。
この後、ぽろぽろと少し制作秘話についての記事も書いておこうと思います。
作者でないとわからない、裏ネタの記録としても。
おっと、皆々様、見て頂く価値のあるミュージカルですぞ!
是非、お越しください。
当日チケットなどもこちらで!
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ヤオヨロズ制作委員会