今日は終戦記念日。
毎年、この時期には「過去を振り返る作業」が、特にマスコミを通じて行われるのだけれど。
今年は近隣国の反応が、ちょっと特殊になってしまった気がします。
ここへ至るまでの間には、日本の「学ばない政治家」の責任が重いと考えています。
しばらく前にも「ナチス関連発言」がありましたし、それ以前にも累々と、
自分の立場でこれを言ったら、世間や世界がどう受け止めるか
ということを、ろくに想像もせずに口を滑らせてしまう(あるいは確信犯的に発言する場合もあるのかもしれませんが)政治家がどれだけいたか。
こういう方々に国のかじ取りを任せている責任は、根本的には国民にありますが(選挙で選んでいるので)。
しかし、責任を負った人間は、やはりその責任に見合った言動を行ってほしい。
それだけの覚悟があって、出馬されたんでしょうから。
私は戦争をリアル体験で知るわけもない世代です。
しかし、知らないから何も認識せずに過ごす、というのは、個人的にしたくない。
以前、村の老人から、戦時中に大陸で彼が行った非道な行為を聞いたこともあります(それは聞くに堪えないような内容でした)。
リアルに知らないからこそ、考えることはしたい。
もしそれを否定されるなら、人類は歴史から何も学べないことになってしまう。
これまで日本の政治家がどれだけ失言で信用を落としてきたか。
このことを真面目に考えて、政治家も過去の体験から学んでほしい。真剣に。
そして国民を、あまりがっかりさせないでほしい。
太平洋戦争で亡くなった多くの方々。
彼らが今の政治家や国民を見て、どのように思うか。
そんなことも考えて、今日は過ごしたいと思います。
わが身のことも振り返りながら。