2013年の蠍座の運勢 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

以下の記事をご一読の上、内容を理解された方のみ、お読み下さい。
<2013年の星座別運勢記事を読まれる方へ>

zephyrより。

この「12星座の運勢」は、あくまでも全般傾向です。
個人の運勢とは異なることも、決して珍しくありません。
ですから、この全般傾向の中に何らかの不調が表示されていてもいたずらに気落ちし、「そうなんだ」と暗示にかかることは好ましくありません。
注意点に留意し、参考や心構えにして頂く。
良い暗示について、ご自分の現状に照らしてシンクロする部分があれば、それを生かす。
そのような活用をして頂ければベストかと思います。
そのような活用の仕方はできそうもない、悪いことを知らされたら落ち込む、とお感じになる方は、お読みにならないでください。




蠍座には、現在、土星が入宮しております。
昨年の秋以来のことで、この状態は2015年あたりまで続きます。

土星は基本的に逆境や試練、落ち込み、ブレーキ、冷えなど抑制効果が強い。
土星が入った星座は、不調を感じやすいというのは、きわめて全般的な傾向としてはあります。
では、蠍座って今年だけじゃなく、2015年あたりまで不調なの?
と思われるのは早計です。

実際には土星が、出生太陽に重なるような時期には、かなり効果を発揮しますが、言えばそれくらいなのです。
今年の土星は蠍座の4度~19度あたりを行ったり来たりしますので、誕生日で言えば11/12以降の生まれの方は、まずほとんど土星の影響を受けません(太陽に関しては、です)(この占い記事は、あくまでも太陽星座である12星座のことだけを取り上げております)。

また他の蠍座前半の生まれの人も、そう長期的に運勢がダウンするわけではありません。

10/29~11/7あたりの生まれの方は、土星との接触が必ずあり、今年の流れの中で「なんか気分が落ち込むなあ」とか「仕事がうまく行かない」「邪魔ばかり入る」というような感じが生じるときがあると思われます。

また10/25前後の生まれの人は、この土星の影響を今年、広く浅く受けます。

しかし、このような方々にとっても、土星の訪れはマイナス要因ではなく、むしろチャンスとも言えます。

じつは、土星のめぐってきているときには、確かに忍耐、我慢といったことも強いられることが多いのですが、そのときにまじめに物事に取り組み、やり抜くことで、その後の時期に大きな影響があるのです。

つまりここは一種の試験期間のようなもの。

今年、前向きにここを通り抜けた人は、早ければ今年中、遅くても来年には周囲の評価が上がったり、飛躍の時を迎えることも可能になるのです。

まして!

蠍座の土星が与える影響に対して、ある種の免疫のようなものが、生来あります。

それは何か?

12星座の中でも屈指の忍耐力、我慢強さ。
そして起きてくる出来事の本質を見抜く能力です。

この二つが備わっている蠍座は、実は土星に対向し得るだけの素養を、もともと持っています。

こういったものがないと、「どうして自分がいじめられるんだ」とか「じゃまばかりする」とか、「自分のことが嫌いでこんなことをしてくるんだ」と早合点してしまい、その後の成り行きも好ましくないものになりがちです。

しかし、蠍座の本質である洞察力は、その出来事が自分にとっては必要な学びであったり、何かのメッセージであることを見抜くかも知れません。

土星は厳しい教師のようなもので。
ただ自分のことを嫌っているのではなく、幻覚に何かを教えてくれているのだと理解できるかも知れません。

またその理解に沿って、ある期間を耐えうるだけの強さを蠍座は持っています。

まして幸運の星である木星が、6月の下旬以降、蠍座と相性の良い蟹座に入り、その後は蠍座をバックアップし続ける配置になることを考えると、今年は蠍座にとって悪い年どころか、後の成功や幸せの布石、その前夜となる可能性も見てきます。


4月下旬から5月は不調や争いごとも多いと思われます。

11/12前後の生まれの人は秋の誕生日の少し前あたりから、とくに幸運度が高いと思われます。

 


「運命の輪」「節制」「恋人」

三枚正位置。
これまでの状況が好転し、救いが現れる。
何かの変化が救いとなる。

そして新しい選択を迎える。

この展開から言えるのは、たとえば恋愛関係で、今年の内に「別れ」が起きても、それは決して悲観すべきものではなく、むしろ「別れて良かった」ものではないかということです。

辛いのはひとときだけ。

すぐに新しい恋人の登場がある、いや、結婚すらあり得る。

少なくとも全般のカード上は、そのようにも読めるものとなっています。


恋愛に限らず、蠍座の人は、全体として「選択すること」「新しい選択」ということが明瞭に出ています。

選択には左右やAとBの選択ということもあるでしょうが、まったく違った選択もあり得るでしょう。

蠍座は不動宮で、なかなか変わらない星座です。
しかし、ときには変わってみることも必要です。

「変化と選択」

これが蠍座の今年のキイワードになりそうです。

さあ、新しい扉を開きましょう!


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