中央自動車道、笹子トンネルの崩落事故。
これには慄然としました。
私は商売柄、あちこち出歩くことが多い人間で、しかも移動は圧倒的に車が多い。
昔、東京への移動は中央自動車道を使っていたことも多かったのです。
他人事ではありません。
崩落した天井の下敷きになる。
引火した車の中で焼かれる。
どれも悪夢のような出来事です。九死に一生を得たとしても、こんな出来事に遭遇した人の心にも、一生残る傷になるかもしれません。
ホロスコープ上、この事故に関する暗示は、いくつかの方法で読み取ることはできるのですが……
あくまでもトランジット天体の動きだけを追いかけると、おそらくこれが関係しているだろうと思われるものは浮き彫りになってきます。
じつは今はもうなくなっているのですが、事故当日は金星、火星、木星の間でヨッドが生じていました。
このうち火星は冥王星と合で、冥王星はヨッドそのものに直接参加はしていませんが、間接的に関わっているようです。
しかも、太陽はちょうど金星と火星の中間点に入り、冥王星も入れてセミ・ヨッドを作っていました。
ジュノーとパラスのハードアスペクト、水星とベスタ、リリスのハードアスペクトも、おそらく関連していますが、非常に大きな背景としてはアセンダント付近に散開するジュノー、冥王星、火星と対向するセレスに凶意を感じます。
これから年末。
移動の多くなるシーズンです。
皆さまの命と生活が安らかに保たれ、良い年を迎えられることを祈りたいです。