バラク・フセイン・オバマ氏がアメリカ大統領に再選された。
占星術がどうのこうのいう以前に、なにげにそうなるんじゃないかあという予感めいたものは持っておりました。
あらためて彼のホロスコープを眺めてみると……(今回は確かかどうか分からないのですが、出生時間も判明しているホロスコープです)。
進行太陽が出生の木星とトライン。
非常に強力な幸運のアスペクトが生じている。このアスペクト自体は昨年からあり、あと1年くらいは効力を持っていそうなのですが、これがある以上、オバマ氏をロムニー氏が打ち破るのは、やはり難しかったのでしょうね。
しかし、注意すべき問題も。
現在、オバマ氏のチャートでは、神の座相といわれるヨッドやセミ・ヨッドも発生しています。
金星が絡んだものです。
経済や金融の問題でしょうか。
個人ならば愛情の問題ということもあるのですが。
非常に正確な太陽と月のオポジションの発生時に、再選が決定していることにも意味を感じます。
どうも今後の1~2年は、金星に関連した問題で、オバマ大統領は悩まされそうな印象を持ちます。
おそらくこれは、アメリカや大統領としての自分の力だけではコントロールし得ない問題が、背景にあるのだと思います。
ただ、オバマ氏本人のホロスコープから見る限り、この2年ほど、戦争とか、そのようなものが暗示されているわけではないと思います。
火星と木星のハードアスペクトはありますが、これも1年くらいで消えますし。
やはりこれは投資マネー関係ではないか。
もう一つは友好国、EUでしょうね。
ここに大きな不安定材料が眠っているような配置です。
それが前半の課題。
任期後半の課題の方がある意味、厳しいかも知れません。
不穏な空気は後半の方が強く、潜在していた問題が一気に表面化して、大統領は戦わないといけないでしょう。
自分自身の危険度も高いような感じです。
果たして……?