<ホ・オポノポノについて>で、このハワイの癒しの技法について触れたのですが。
じつは最近、よく誤解されているケースを目にします。
「ホ・オポノポノ」では「ありがとう、ごめんなさい、許して下さい、愛しています」の四つの言葉で、自分をクリーニングできるのですが、
「無理!」というようなことを仰る方が、たま~に。
たとえば職場にすごく嫌な人物がいて、その人物の問題で毎日悩んでいるのに、その人物を思い浮かべてこの四つの言葉なんかかけられない!
というのです。
これ、とんでもない思い違いです。
「ホ・オポノポノ」の書物をよく読んでもらえば分かるのですが、その嫌な人物当人を思い浮かべて四つの言葉をかけるなど、どこにも書いていません。
そうではない。
ちょっと最初から整理しますね。
「ホ・オポノポノ」ではこの世に起きる出来事すべてに、自分が責任を負っているという考えです。
起きる出来事の真の原因は、人の潜在意識の中の情報(記憶)にあります。
この情報がこの世的に再生されると、それが現実となって出現する。
(たとえば嫌な人物、非常に思わしくない出来事、経済的苦境、何度もうまく行かない恋愛など)
情報が再生されるから現実になるのであって、ではどうすればいいかというと、その元の情報を消去してしまえばいい。
その消去のために使われるのが四つの言葉で、この四つの言葉をかける対象はその嫌な人物や思わしくない出来事そのものではなく、
「潜在意識の中にある元々の情報」
に対してです。
この元々の情報、原因が何であるかなど、この際、突き止めなくてOKです。
潜在意識の中にはとてつもない量の情報が混沌としていて、なぜこれが起きているのか、そんなことは頭で考えても理解できません。
だから、ただ考えて、その考えたところに四つの言葉をかければいいのです。
たとえばAさんという非常に迷惑な人物がいて、その人から被害を受けているとしましょう。
「いったい自分の潜在意識の中のどのような情報が原因で、Aさんという人が現れて迷惑を受けているのだろう」と考え、その考えたところに四つの言葉をかけるだけでいいのです。
つまりAさんに「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか言わなくていいのです。
あなたが四つの言葉を言わねばならないその対象は、自分自身の中にある原因の情報です!
ここを理解しておかないと、いやいや四つの言葉を嫌いな相手に唱え続けて、でも、ぜんぜん効果がない~、なんて涙の結果になりかねません。
ここのところ、よおく理解して、やってみてくださいね。