結婚の問題については、微妙……というよりも、多種多様です。
昨日はある女性についてのお話を書きましたが、人それぞれのホロスコープがあり、それはイコール、人それぞれの魂の計画があるということですから、単純に類別することもできないし、こうすればうまく行く、などという断定もできないのが真実だろうと思います。
人によって処方箋が違うのですね。
結婚を望まれているのに、なかなか縁遠い。
そのようなケースで、昨日の記事のようなやり方が有効な人もいるでしょうし、まったく真逆のやり方が有効なケースもあるでしょう。
たとえば以下のような記事でご紹介している手法が有効な場合もあるでしょう。
<得たかったら捨てろ!>シリーズ。
<part.1>
<part.2>
<part.3>
<part.4>
これらの記事の背景には「ノストラダムスの運命の逆転法」があります。
上記の記事も含め、テーマ別で「運命の逆転法」を選択して頂いたら、2011年5月ごろに書いたその最初の記事も出てきますから、興味のある人はご覧ください。
それを理解してもらった上で言えるのは、昨日の記事の女性の場合は、自分が結婚するということに憧れこそ抱いていたが、具体的なイメージを持っておらず、そして具体的な行動などほとんどなかったということが、そもそもの出発点です。
だからこそ、ちゃんとしたイメージを持ってもらった方がいいのです。
できるだけリアルなものを思い描き、それをかなえるための準備を、まず心で整えること。
その方が重要だと思ったのです。
それにこれまで、たとえば「思うことが実現する」タイプの自己啓発などで、あまり取り上げていないこと、「自分が相手に対して何ができるのか」ということも、私はとても重要だと考えています。
ただパートナーと出会い、結ばれて幸せになりました、というようなシナリオを思い描くのではなく、自分ができることを相手に捧げ、相手を幸せにするということが、これまでのイメージ啓発の中では、すっぽり抜け落ちているような気がするのです。
もちろん無意識にそこもできている人もいると思うのですが、私たちがこの世に存在しているのは、「存在する価値があるから」であり、それは当然、パートナーに対してもそうであるはずです。
自分ができること、提供できること。
何かを渡さずに、自分がとにかく得たいというのでは、イメージも実現しにくいというものです。
ただ、これまでありとあらゆる努力をしてきたのに、それが実現しなかったという人もいます。
昨日のような女性とは、まったく違っているケースですね。
これまでそこにこだわり、ものすごく頑張ってこられた方は、「逆転法」で肩の力を抜いてみる方が有効なこともあります。
ですから、今日はどうしてもそこにも触れておきたかったのです。
たとえば過去に実らなかった恋愛があるとします。
ホロスコープで詳細にチェックしていくと、やはりその恋愛には結婚にまで至らないだけの要因が、すでに潜んでいることに気づかされることがほとんどです。
一人の男性を真摯に愛してきて、10年も付き合ってきたのに、別れてしまったとか、そんな人もいます。
幾度も男性と出会い、そのたびに何か問題が起きたり、相手が良くなかったり。
そういった恋愛経験もよく耳にします。
本当にこの仕事をしていると、無数の恋愛がこの世にはあると痛感します。
しかし、前述の通り。
成就しなかった恋愛には、それなりのホロスコープ上の理由があるのがほとんどです。
というよりも、その説明がまったくできない、というようなケースには、今まで私は遭遇したことがない、と思います、たぶん。
これまでの出会いや別れの中で、チャンスを逃してきた、と悲観する必要はありません。
昨日の女性は、かなりレアなケースで、本当に逃しているのですが、こういう人も何パーセントかは存在しますが、実際に恋愛経験をして、それが結婚に結びつかなかった人は、それは「条件が整わなかったのだ」とお考えください。
私は基本的に、すでに「過去」になっている事例については執着しない方がいいと思いますし、実際のところ、それは「成就しなくて良かったのだ」とほぼ推定できます。
なぜなら。
結婚している男女が、すべてうまく行っているとお考えでしょうか?
そして結婚した人は、「うまく行った人」とお考えでしょうか?
当然のことですが、結婚後、幸せでないと感じる夫婦も多いし、何かしらうまく行かない問題を抱えている夫婦の方が、むしろ多い。
だいたいうまく行っていて、ずっとラブラブな夫婦。
これの方が、絶対に少ない。
じつはこれ、皆さん、見落とされている人が多いのですが、結婚後にうまく行かなくなってしまう組み合わせも、実際にはその出会いや結婚の時期、あるいは出生図の相性や縁の中で、すでに問題が秘められていることが多い。
つまりこういうことなのです。
そういう要因を抱えているケースでは
① 恋愛して成就しなかった(結婚しなかった)。
② 恋愛して結婚したが、その後に問題が表面化した。
というだけの違いでしかないのです。
恋愛時にたとえばハードアスペクトがあったとしても、結婚するケースもあれば、結婚に至らずに別れるケースもある。
このどちらに転びやすいかは、そのときの構成天体が語ってくれることが多いのですが、この観点に立てば。
結婚に至らずに、別れて終わっているのはラッキー。
という見方も可能になるのです。
「なんだとー! ふざけるな、わたしは別れで心が痛んだ! ぼろぼろなんだ!」
とお怒りになる方もいらっしゃるかと思うのですが、あえて言います。
多くの場合、別れずに結婚したとしても、そういう人物とはたぶん問題が起きて、離婚を考えるほどの危機に至る可能性が高い。
一度結婚してしまえば、その関係を解消するためには、多大なエネルギーが必要になります。
子供ができているかもしれない。
そうして身動きが取れずに、愛情も失ったまま時を過ごす人も、とても多いのです。
長くなったので、もう一回、続きを書きます。
が。
今日、申し上げたいのは、過去の成就しなかった恋愛にとらわれるな、ということです。
すでに起きてしまっていることは、ドラえもんでもいないかぎり解決できません。
過去は操作できないし、成就しなかったことにはそれなりの理由がある。
それに自分なりの意味を見いだした方が、絶対に今後幸せになりやすい、ということです。