皆さん、用心して過ごしましょう。
私自身、過去の体験からボイドにはやはりある程度の効果があるとは思っております。
その時間帯、あるものが見つからず、その時間が過ぎたら急に見つかる、とか。
普段乗らない車に乗って出かけたら、バッテリー上がりでエンスト

昨日書いたように、意味もなく接客業が忙しくなるという現象も起きます。
こういったことがその時間帯集中で、ピンポイントのように起きるのを確認しているので、ボイドタイムというのはやはり実効性があるものなのだろうな、と感じています。
コメントでカーディナル・サインがボイドに対してもっとも強いの? というのがありましたが、昨日の記事に書いたようにボイドで起きることの性質を考えたときに、急な事態の変化に対応しやすいのがミュータブル・サインなので、たぶんもっともボイドのショックを吸収しやすいのがミュータブル・サイン(変動宮)だろう、と。
フィックスド・サイン(不動宮)は急な事態の変化には対応しにくい性質を持っているので、ボイドを強く感じやすいのではないか。
とすると、カーディナル・サイン(活動宮)は? というのは、もっともな疑問で、書いていなかったのは、手落ちですよね。
なので、記事の形でお答えします。
ただし。
昨日と同様にお考えください。
ここでいう星座は、いわゆる生まれ星座ではなく、その人個人がホロスコープでどのクオリティ(三分割)に重きがあり、性格や行動がどこに偏っているか、という問題です。
だから、自分の星座のことを言われているとか、安直にお考えにならないでください。
じつは私はカーディナルも、かなりボイドの影響を受けるだろうと考えています。
場合によっては、フィックスドよりも傷口を広げてしまうかもしれません。
というのは、カーディナル・サインを構成している四つの星座、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座というものの資質を考えてみたら、自然と出てくる答えなのです。
牡羊座は衝動的な思い込みによる行動が出やすい星座と言われています。
これだと、ボイドタイムに
「あ、あれやってみよう!」
と、いきなりアクションを起こす確率が高くなり、ボイド故に失敗する公算も高い。
蟹座はナイーブなので、ボイドの思いがけない展開に対して、ぱたっと殻を閉ざしてしまう可能性が高い。
調和を好む天秤座にとっても、ボイドの普段の流れとは違う展開は、あまり好ましいとは思えない。
山羊座のようにまじめで、規律的なことを重んじる星座には、規律外の展開は腹立たしくさえ感じられるかもしれません。
もしかすると、フィックスド以上に傷を深める場合もあるでしょう。
フィックスドでも、たとえばどんな事態が生じても揺るがない不動の心を持つ人がいたら、その人はボイドの出来事に対しても、「自分は自分」みたいな態度で一貫して、乱されることなく過ごせるかもしれません。
つまり、そこの境地まで行けば(?)、フィックスドもボイドに対して強いと言えます。
なかなかそうも行かないのが世の中であり人間関係なので、昨日はミュータブルとフィックスドについて書きましたが。
しかし、ミュータブルというのは、揺れやすいサインです。
他からの影響も受けやすい。
ボイドの事態に対して、うろたえてしまって、ボイド的な世の中の空気に取り込まれてしまったら、これもまた傷を大きくします。
だから、これはやはり個人のチャートのバランスを考えてみないと、何とも言えない部分はあります。
ボイドだったら、なんでもかんでも良くないというのも、どうかと思いますし。
ボイドに対して本当の意味で強いと言えるのは、心の安定と柔軟性に関わっていると私は思います。
揺るがないのだったら、とことんフィックスド的に揺るがない人。
ミュータブル的に柔軟な対応ができるのなら、振り回されない程度に柔軟さを発揮できる人。
カーディナルは……そういう観点に立てば、もっともボイドに弱いとさえ言えるかもしれません。
しかし、カーディナルはボイド時に、ボイドが終わった後のことを考えて行動すればよいと思います。
今は混乱しているが、それが終息したときにどうすべきか、みたいな。
しかし、それもすべてバランスに関わっています。
ボイドタイムというのは、月がある星座の中で、だいたいにおいて後半になった時、他の天体とアスペクトをしなくなり、次の星座へ移るまでの時間帯です。
この間、月は空白。
星座を移動する月にも、全星座的なサイクルがあるはずで、
カーディナル(創造)→フィックスド(維持)→ミュータブル(破壊)
という流れが、そのまま適応できるはずです。
月が一つの星座を移動するには2日半ほどですが、その間に月はその星座の中での役割を得て、星座のエキスを受容しながら生み出す活動を行っていき、それを安定した状態にします。
ボイドタイムというのは、その最後のプロセスの中で生じる、次の星座への橋渡しの役目を持っているのではないか?
としたら、最後のミュータブル的な破壊が、まさにボイドそのものなのかもしれませんし、ボイドが発生する時間帯までの間に、カーディナル、フィックスド、ミュータブルのサイクルがあり、ボイドはおまけだという考えもあるでしょう(後者が正しいかもしれません)。
この辺のことは私も思案中で、結論として持っているわけではありません。
そこはご理解ください。
ただボイドは、最後にある程度の時間、それまでの星座の蓄積を空白にしてしまい、次の星座に向けてリセットさせる効果があるのではないか?
とすると、その性質に最も近いのはミュータブルで、だからミュータブル的な資質はボイドの時にうまく機能しやすく、影響を受けにくい、いや、影響は受けるのですが、本人はあまり厄介なものと感じない可能性がある、ということですね。
だから、正確には昨日の記事は、「ボイドの影響を受けにくい星座」とすべきだったのでしょう。
昨日の補足まで。