昨日もそうでした。
この記事は、80%は私のリアルなドキュメント、20%はおもしろおかしい脚色で書かれているとご理解くださいね。
昨日、私はいつものように出勤していきました。
配ぜんの仕事、ホテルの仕事に。
現場は、私がもっとも慣れているレストラン。
14名の中継食(団体が旅程の途中で立ち寄って行うランチなどのこと)、他にも個室(VIPルーム)の予約が入っていることは分かっていました。
私はいつもよりも自宅を、10分程度早く出発しました。
その10分は、ボイドタイムゆえのハプニングに備えるためのものです。
ボイドタイムでは思いがけないことが起きることも多い。
そのハプニングのおかげで遅刻してしまってはいけないという配慮です。
それにそれだけの備えをしておくだけの根拠がありました。
じつは私が住んでいる倉敷市の児島地区。
一昨日と昨日、大がかりな祭りが行われる日だったのです。
児島の鴻八幡宮というところへ、児島の各地区のだんじりや御神輿が集結するのです。
このときはいつも、祭りの行列が市内を練り歩き、車が渋滞することもよくあるのです。
案の定、町へ下りてみると、渋滞に引っかかってしまいました(私の家は山の中の過疎地)。
しかし、慌てません。
その分だけ余裕を見てきました。
両親のやっている椎茸栽培の配達もかねて児島のある美容院へ。
するとK配ぜんのAさんから電話が。
「お客さんが早くに到着するから、予定を少し早めて出勤してほしい」
おいおい

いきなり変更ですか(←ボイド)
でも、まあ、大丈夫。
椎茸はホテルにもおいてもらっているので、そこへも納品し、すぐに着替えに。
しかし、その日、私と同じ配ぜんスタッフは、あまり慣れていないNさんと、こないだ入ったばかりでまったく慣れていないYさん。
他にホテルの社員であるKさんとS君。
このうちS君は、他の部署に応援に取られることが確定していました。
こりゃ~、きついかも

ボイドタイムでは予想外のことが起きやすい。
いつもはさほどお客さんが来ないような日だとしても、意外に来たりする。
まして連休ですから、覚悟していました。
爆発するほどではなかったですが、やはり中継食に重なってけっこう来ます。
私はお客さんの進行具合を見ながら次の食事を厨房に用意してもらうことを伝え、運ぶランナーをしていましたが。
やはり、きつい

慣れないスタッフなので、してもらいたいことが十分できず(事前に説明するヒマもなかった)、こっちに負担がかかってしまう。
すると料理が遅れそうになるので、そこを遅らさないようにがんばる、という繰り返し。
「zephyrさん、中継食とこの予約はデザート変えますから」
ばたばたしていると、いきなりデザート担当の厨房の人がそんなことを言い出す(←ボイド)
出てきてみると、そのデザートの盛られた皿には、ソーサーが必要なことが判明。
そんな皿だったら、先に言え~

と思いつつ、慌ててソーサーを用意する。
すると厨房が数を間違えて(←ボイド)、デザートを出してくる。
慌てて追加。
「え? 一個も出していいんですか?」
厨房の人。どうやら中継食の添乗員は、別なタイミングだと思っていたらしい(←ボイド)
が、今まで添乗員のオードブルもスープもメインディッシュも、全部一緒のタイミングで出してきたろ~があああ

なんで、ここで一人だけ別になるんやああ。
だいたいデザートを通すときに「14のデザート」って、言うたろうがああ!
しかもその変更デザートは、今ひとつ不評で残される(←ボイド)
さらに最初言っていたのとは違っていて、ほかのところでも急にそのデザートを出してくる(←ボイド)
そのたびに慌ててソーサーを用意させられる。
ようやく騒ぎが収まって、ディナーの準備にかかろうかと思っていたところで、また来客。
うわお、ありがたいけど、これでまた予定が狂った~~~(w_-;(←ボイド)
てな感じで、予想外のことが次々と起きたランチでした。
「はあああ、今日はやられた」と、厨房のUさん。
「私はやられると思ってました」と、私(ボイドを知っている違いの分かる男)。
「ぜんぜん思ってなかった」と、Uさん(ボイドを知らない普通の人)。
やられると分かっていても、これだけイレギュラーなことが起きる。
まあ、知っていたからこその心の余裕はあったけれど。
はあ。
今日もまたほとんどの時間がボイド。
どんなハプニングが起きるか、楽しみにしとこっ
