長いボイドタイム、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は今日、そして明日という日を覚悟して過ごします。
なぜかというと、ボイドタイムにはレストランなどは荒れることが多いからです。
でも、逆に覚悟して望めば、さしたることもなく過ごせることもあります。
認識しているのとしていないのとでは、起きる出来事の受け止め方も違ってくるし、また認識が現実を左右するということもあるのかもしれません。
たとえばホロスコープを解読すれば、来年再来年の2年間に冥王星とのハードアスペクトがあるということが判明するかもしれません。
太陽と冥王星のハードアスペクトなどでは、本当に大きな変化が起きることがあります。
目先の変化ではなく、人生が根底から作り替えられるような変化です。
ここで決定的なダメージを受けて、冥王星の「破滅」といった意味合いを経験することもあり得ます(出生のホロスコープ状況によって、解読の仕方は異なります)。
しかし、これを事前に知ることのできた人間は、冥王星に対する準備を行うことができます。
この準備の中で最も重要なのは、やはり「それ(冥王星)が来る」と知っていることなのです。
つまり認識すること。
これによって、本人の日常の細かい選択まで、用心することができるかもしれません。
火星や天王星ハードアスペクトがあれば、事故やトラブルには注意が必要です。
こうした星が巡ってきていると知っていれば、車の運転はいつもより格段に注意するでしょうし、それによって起きる出来事をコントロールできる可能性は広がります(当然)。
火星と天王星は、もしかすると交通事故を引き起こしていたかもしれないが、その人の認識によって別な形と取ると考えられます。
ある星のアスペクトが生じているとき、それを完全にキャンセルすることはできません。
しかし、認識することでいくつかの出来事に分散させたり、あるいは起きることは変えられなかったとしても、その出来事への受け止め方が違ってきます。
受ける衝撃も異なります。
ずいぶんと緩和されるに違いないのです。
鑑定をしていると、その人に予定されているアスペクトの厳しさに、伝えることを躊躇する場合もあります、実は。
人によっては、こういう出生のホロスコープと今後の運気はこうですということをお伝えしたら、「がっくり」来てしまうケースも中にはあると思われます。
悲観的な人は、その上っ面の部分だけに反応して「だめなんだ」と思って落ち込むこともあるかもしれません。
とくにメール鑑定のようなものでは、目の前に相手がいないので、リアルタイムで相手の反応を見て言葉を選ぶことができなかったりします。
でも、やはり私は見えている部分については、お伝えするようにしています。
その真意は、「知ること」が「未来を変える」からです。
出生のホロスコープでの厳しさや、未来の運勢の厳しさの中にも、人は絶対に良い学びと成長をするチャンスがあるし、その運気を受け止めるだけの覚悟を持って生きれば、ある程度の未来のコントロールはできる、それだけの力が人間にはある、と私は信じています。
運命や未来が先に決定されていて、それにただ従わされているのが私たちではありません。
「知ること」「認識すること」、これが一番の開運法なのです。