7月31日の新月図の解読 |  ZEPHYR

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7/31の新月図の解読です。

太陽と月は獅子座7.26度で合となっており、このサビアンシンボルは「共産主義の活動家が、自分の革命的な理想を広める」というものです。
しかも、このサビアンではわりと自分勝手な自己主張のみに終始してしまい、世間からは受け入れられにくいという現実もあるようです。

このサビアンで、すぐに念頭に浮かぶのは、やはり中国、北朝鮮などでしょうか。キューバもありかもしれませんが。
この新月期間(次の新月の8/29まで)、上記の国家で目立った動きがあるかもしれませんが、この国家の主張は国際的にはしらけたものや迷惑なものとなり、自国内でしか通用しない論理と映るでしょう。
たとえば中国では、今回の鉄道事故での弁明や主張が、そのようなものになってしまう可能性が高いでしょうし、危機的な経済状態の北朝鮮から出てくる要求が、「はあ?」というようなものになってしまうとか。

またこのような全体傾向を世間では示すということでもあるでしょうから、エゴイスティックな言動をする政治家やそのような動機に基づく犯罪とか、目立ってみられるかもしれません。
日本では政治家もそうですが、原発再稼働をしたい人たちの論理や主張がこれに該当する可能性はあります。ちなみに私は、この原発再稼働の是非についてはここでは論じていません。そのような世の中の出来事が考えられると、チャートの材料から推測しているにすぎません。
逆に脱原発をぶちあげた総理や、その総理を引きずりおろしたい与野党の政治家の論理、また税制や財源に関する論理なども、このような性質を帯びてくるのではないかという懸念を抱きます。

太陽と月は、木星と厳しいスクエアなので、このような自分勝手な考えに基づいて暴走する人、国、事柄があると思われます。
しかし、太陽と月は天王星とトラインであり、特に日本は太陽・月は1ハウスにあるので、これを良き転換点として活用することもできます。
独創性やアイディアが、事態を突破する鍵となるひと月です。
また多くの人に、良い意味での変化が生じる可能性も広がります。

気になる冥王星は、太陽と月とはゆるい150度のハードアスペクトで、まあ、小康状態?
木星とはまだトラインを持っているので、原発問題の収束へ向けた動きが加速するように期待したいところ。

水星は海王星と180度で、嘘やごまかし、隠蔽などが行われ、またそのことが発覚するなど、世の中や社会、特定の組織などが信用できないような印象が広まるか。

しかし、太陽・月は金星とも合で、喜び事、経済的な好転なども見られるかもしれません。
全般に慶事が多そう。

災害誘発天体を加えたチャートでは、一見穏やかそうに見えた火星が、かなり危険な要因を持って待機していることが見えます。
火星は新月図の中では、双子座27度で、カーディナル・サインの冥王星や天王星とは、まだ非常にゆるいハードアスペクトしか結んでいないのですが、ジュノーが天秤座0度、セレスが牡羊座0度、リリスが魚座25度などに配置され、このまだ壁一つ隔てた位置にいるはずの火星を、カーディナルの室内へ招き入れようとしているように見えます。
アスペクトを仲介しているのです。

私はこの8月中に、目立った軍事行動を起こす国や、また経済危機を背景に兵器をちらつかせる示威行動に出る国、あるいは内戦的な状態に突入したり激化させる国などがあるような気がします。
国民の不満を武力鎮圧するというようなことも。
これだけ役者がそろうと、火星がトランシット図の中で、蟹座に入る4日から、冥王星、天王星のアスペクトがゆるむ月の下旬までの間のどこか、とくにアスペクトが厳しい10、11日前後あたりで、深刻な対立や騒動が起きる可能性もあるでしょう。

機械や技術上の問題から起きるトラブル。
交通機関での事故。鉄道。
これらは先月の新月図でも同様なことは書いたのですが、やはり心配されます。
海難事故も今回、見えます。

ちなみにセレスと天王星の関係から、8月も航空機事故に関する危険も同様です。

災害が非常に多そうに見えるチャートです。
ヨッドが複合的にあります。


中国はこの新月図で、非常に危険度が高く思えます。
今年初めの<2011年の中国>では、「もっとも内的な分裂や反乱といった要素を強く持っている国の一つ」と解読していたのですが、今回の鉄道事故がその一つの引き金になりそうです。
これだけでは終わらない?
新月図の中では、中国に大きな災害や地震などがあってもおかしくはない。
危険度が高く思えるのは、8日~19日くらいか?
この間のハードアスペクトの対象となるのは中国だけではなく、世界共通なのですが、とくに中国は影響を強く受け、噴出した怒りや憤懣、それに対して高圧的な対処を行う可能性も。

この7/31の新月図の中で、災害的な危険度が高い地域はいくつもあり、すべてを網羅することは難しそうです。
したがって日本に関連しそうな近隣のところだけを読むことにします。

日本では関西以西。
東アジア諸国。どちらかというと太平洋に近いエリア。
インドネシアや台湾、フィリピンなど。
(これらの地域推定は、あくまでも新月図のみから行っています)

この時期の災害としては、台風などが懸念されるところですが、ジュノーや冥王星が関わっているため、地震の大きなものがどこかであるかもしれません。
震災的なものは、日本ではない、と考えています。
阿蘇山など九州の火山に、なんらかの活動が見られるかも。
危険度が高いのは、★のグラフの数値が高い、月の上旬から11日くらいにかけて、かな?

あと、文学や芸術の世界で大きな才能が台頭するかも。
また今の社会状況の中で大きな役割を果たす可能性。
文学ではミステリーに大きな動き?
とくにこれは日本で目立ったものとなるかも。

世界的な視野で言うと、日本は今回の新月図の効力を、良い形で受け取れそうです。
少なくとも人は、そのように受け取り、良い方向へ使用できそうです。