海王星魚座の14年間。
そしてそこで生まれであろう次世代の子ら。
昨日はそういった主旨の記事を書きました。
それに対して、
それ以前の世代はどのような傾向をもつのでしょうか?
とくに80、90年代の非常に物質的な価値観が高まった時代に生まれてきた人々が、来るべき時代への橋渡し的な役割を果たさなければいけない、または魚座海王星時代に生まれてくる子供たちの多くは、この世代が親に当たると思うのですが、どのような性質、傾向を持っているのでしょうか?
というご質問を受けました。
皆さん興味のある話題だと思いますので、今日はこれにお答えしたいと思います。
ただ、世代の切り方はいろいろな解読方法があり、もっとも有効なのは天王星と土星に結ばれるアスペクトを目安にすることです。
土星と天王星は約10年程度で、0度→90度→180度→90度→0度というサイクルを繰り返します。
時間(土星)を分ける(天王星)という機能が、そもそもこのアスペクトにはあり、それゆえに「10年一昔」なのです(私の見方ですが)。
昨日の記事は海王星が座する星座に着眼しているのですが、たとえば冥王星や天王星が座す星座の期間を取り上げることもできます。
その区切りは一様ではなく、重複しているエリアもあって、たとえば今後の14年間の海王星魚座世代の中にも、「天王星・牡羊座」グループと「天王星・牡牛座」グループが存在し、それらが持つ世代は微妙に違っているはずです。
基本的に世代的なものを解読するときには、土星以遠の天体の傾向を読むというのが、基本でよいと思いますが、上記のような理由で、どこに着眼するかで結果は違ってきます。
これは理解しておいてください。
それでもざっくりとした傾向はあるはずで、昨日の記事もこれを読もうとしたものです。
過去にもいくつもこの種の記事は書いており、
<2012年の大局的な見通し>
<土星・冥王星世代のアスペクトの使い方>
なども、世代的なことを取り上げた記事です。
他にもあるはずですが、すぐに思い出せません。
まあ、興味のある方はあさってみてください。
さて、ご質問の80年代、90年代の世代ですが、じつは1990年頃に非常に顕著な星位が確認できます。
土星、天王星、海王星による山羊座での大合です。
土星天王星の合だけでも一つの時代を分けます。
土星と天王星の合は、このちょっと前、1987年頃から発生し、88年には射手座で完全な合を結んでいます。
折しも、この頃、「昭和」が終わっています。
私は(頭の中で)この88年以前世代とそれ以後世代で、分けています(87年は境界の曖昧さを持っている)。
その理由は前述の土星と天王星が時代を分けるからで、しかもその合のポイントがざっくり40年周期の最も重要な「始まり」に当たるからです。
つまり80年代、90年代はどうなの? と問われたら、まず出てくる答えは「80年代と90年代はかなり大きな顕著な差がありますよ」という答えなのです。
一括りにできない。
一見、80、90年代はバブルや物質文明の最高長期にも見えますが、じつは過去を振り返ってみると、これらの天体の動きと現実は見事に照応していることが分かります。
長くなってきたので、明日に続きます。