空さんの鑑定 part.4 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

2日後、空さんより返信が来ました。


お返事遅くなりました。

自分の気持ちを落ち着かせるのに時間を頂いていました。どんな結果だったとしても冷静に受け止める覚悟はあったのですが、少し興奮してしまいました。

改めまして、鑑定ありがとうございました。
この30年間様々な経験を通して、時に助けや試練をもらいながら、自分なりに「悩んで」きて良かったのだなと自信がもてました。
魂は体験したがっていたんですね。そういった環境に身を置いてしまう自分を毛嫌いしている反面、それらを体験したがっているなんて、なんとなく「私らしいな」と感じました。
うまく説明できないのですが。
応援してもらっているような鑑定の内容に、「なんで私はこんな星の下に生まれなきゃならなかったんだ…」から「新しい体験をするために、星の力をうまく発揮出来るようにやってみよう」へ、ワクワクする気持ちに変わりました。
zephyrさんのこれまでのブログのお陰でもあります。

「鏡の法則」のストーリーを早速拝見しました。
両親とのことは決着をつけた、つもり、だったのに。
あのストーリーを読んで、「お父さんどうしてもっと○○してくれなかったの」という気持ちがこみ上げてきて、まだ完全に解決した訳ではなかったんだなと思いました。

でもとにかくやってみます。
新年にいいスタートを切りたいので、実行日はクリスマスに決めました。
こちらに来て以来、両親とは電話どころかメールさえもほとんどせずにまともな会話をしてこなかったので、いきなり電話してなんて言っていいか恥ずかしいのですが!やるだけやってみます。

ヨッドのこと、ASCを挟んだ星が示しているもの、心にしまわれている火星のこと、ノーアスペクトの木星、木星効果を引き出すための水星を活かすこと、そして金星と冥王星の合の意味など、すごく良く分かりました。
パワーストーンの事を教えて頂いたので、風水や家相や気学の位置づけも、自分の中で消化できました。
これだけ詳しく教えていただいたので、あとは工夫しながら具体的に行動するのみですね。
聞いてみたいことは漠然と多々ありますが、まずはやれるところまでやってみて、もし行き詰るようなことがあれば、また改めてご相談させてください。

余談ですが、今月の新月に、心の葛藤を超えて次のステップに進む方法を知りたい、男性から愛されないという思い込みが一体どこから来て何が原因になっているのか知りたいとお願いしていました。
その時点ではまだ鑑定をお願いするつもりがなかったですし、自分が何を書いたか忘れていたくらいなのに。
言葉で表すことと心で思うことが、真に一致した時の願いは強力なのですね。綺麗なことを願いに書いても、本心で思ってなければなかなか実現しないのですね。
「優しくします」とか「人を愛します」はなかなか思うように実現できない。「愛されたい」や「親密になりたい」も難しかったです。食べ物のお願いはすぐに叶うのですが。

本当にありがとうございました。
来年3月に上演されるミュージカル「最後の五匹」、楽しみですね!
日本への帰国が3月28日なので、公開日に間に合わずで残念です。

素敵なクリスマスを、そして素晴らしい新年をお迎えくださいませ。



読んで、こちらも心が温まる思いがしました。

私は空さんがクリスマスに「鏡の法則」を実行して、そして今度こそ、ご自身の幸せのために歩んで行かれるようになるだろうことを確信していました。


そして、年が明け、私はこのプレゼント企画を発表。

空さんが当選されました。

そしてこの連載記事のために、空さんは「その後」のことを今回、書いてきてくださいました。

「鏡の法則」には自分の怒りをまず文字で書くという作業があったりするのですが、空さんはここのところから書いてくれています。
続けて掲載しますね。


「鏡の法則」の挑戦。


怒っている事の書き出しはこれまで沢山やってきたので、もう怒りたい気持ちはほとんどなくなっていました。
けれど、謝りたいことと感謝していることを書こうとすると、どうも心の中で何か抵抗感のようなものを感じました。
とにかく一つでいいから素直に思い出そうとしたところ、あの頃の出来事が少しずつ出てくるのです。

雪が降った日にカマクラをつくって欲しいと父親に頼んだ事がありました。学校から帰ると確か何か作っていてくれたようなのですが、降雪が少ない為にダンボールで骨組みし、その上に土の混じった雪が乗っかっていたのです。
せっかく一生懸命つくってくれたのに、私はありがとうの言葉どころか「なにこれ!?カマクラじゃない!汚いし、こんなんじゃ友達と遊べないよ」そんな風に言ったのを思い出しました。
仕事中で忙しかったにもかかわらず(当時は自営業でした)、一緒に遊んでいる友達と私に温かいレモンティーを作って持ってきてくれた父。甘めに作ってくれたあの紅茶の味まで、鮮明に蘇りました。
小さな出来事ですが、それをきっかけに父母に謝りたいこととや感謝していることが出てきて、そしてこう思いました。

確かに辛い家庭環境だったし、理不尽な事が沢山あった。理不尽を生み出した両親から、素直に愛情を受け取れない私も仕方がなかった。
ちょっと気分屋で神経質なお母さんだったけれど、私を愛していてくれたのかもしれない、口下手で何を考えているのか良く分からないお父さんだけど、お父さんなりに愛情を注いでいてくれたんだろうな。
負のスパイラルのど真ん中で生活しているような家族だったけど、両親なりの精一杯の愛情がそこにあったんだ。でもあの時は本当にどうしようもなかったんだ、両親も私も、兄も。
そんな想いが沸いてきました。

この「仕方がなかった」は私にとってはとても前向きで、自分も含めて誰にでもある人の弱い部分を静かに受け止めるような、そんな「仕方がなかった」なのです。
かつて自分が辛いと思ったことを、母に話した事がありました。
その返事は「仕方がないでしょ!!」。
こう言われた時は、本当にこの人を許さないと怒りに震えました。
でも今は、母の当時の心境も立場も少し共感してあげられる気がします。きっと、『みんな私を責めている』と母は思っていたのでしょう。

「よし、ここまで出来た。あとは電話かぁ。自分で決めたことだし。」
意を決してクリスマスの日、両親に電話をかけました。

長い呼鈴の後、電話に出たのはまず、留守番電話の音声!!
ちょっと拍子抜けです。
相手先の分からない電話は一切取らない主義は今でも貫いている事がよく分かりました。
とりあえず、本当に自宅にいないかもしれないのでメッセージだけは残そうと話し始めた瞬間、母親が出ました。
1年2ヶ月ぶりにお互いの声を聞く瞬間でした(苦笑)。
母親の声は、驚きと嬉しさが混ざったような声で、それを聞いてすぐに「電話してよかったな」と思いました。
父親とも話しをし、声の印象から少し歳を取ったなぁと感じ、胸が熱くなりました。

まず、
毎月メールをくれてありがとう。おかげでオーストラリアで無事に生活が出来ています。
それから、
帰ったら一緒に温泉にでも行きましょう。
最後に、
もう仕事はあまり無理しないでゆっくり休んで、それよりも趣味とかやってみたかった事をどどんどんやってね。
伝えたい3つを初めから決めていたのですが、ちゃんと言いました。

電話を切った瞬間、涙が出たのと同時に、よく出来ました!という達成感と、一つ心の荷物が降ろせたような清々しい気持ちになりました。
そして、石井さんにも言われたとおり、これから人生の本番がスタートするという予感も。

だからと言って、かつて私が欲しかった愛情をもう一度期待できるということではなく、私なりの快適な両親との関係、つまり適度な距離感を保ってお互いを尊重し、友人のような触れ合いが両親とできればいいなと考えています。
傍にいたくないから取っていた距離(溝?)ですが、これからは良い関係を保つための距離にしたいです。

親との関係で長い間、苦しい思いが手放せませんでした。喉に硬い物が詰まっているような苦しさでした。
異性問題でつまずくのは、家庭環境(親子関係)が原因になっていることが多いと理解するにも長いこと時間が掛かりました。
今でも100%はまだ実感できていないですし、知りたいことも沢山あります。
まだまだこれからです。

しかし、もし私と同じような悩みを抱えている方がいらっしゃって、この経験談をお伝えすることでその方の心が軽くなったり、少しでもお役立てできるようであれば、本当に幸いです。

ありがとうございました。



私がこれ以上、あれこれ解説する必要はないと思います。

皆さん、これを読まれて、どのようにお感じになったでしょうか?


空さんの鑑定。
次のステップ②へ明日から進みます。

ここからは私たちにとっても、「過去」にあった鑑定ではなく、まっさらの鑑定になります。

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