<占星術予測に関するスタンス>の内容をご理解の上、以下の記事はお読み下さい。
私は経済のことにそう明るいわけでもないし、まあ、なんというのか、ほとんど素人考えなんですが、EUというものが今ひとつピンと来ません(笑)。
加盟国27ヶ国。
EUは経済圏として巨大な単一国家としての顔を持つ一方、個別の国の財政状態は火の車であったり、なんというのか、わかりにくい。
それにEUに加盟していたとしても、それぞれの国に独自の主権はあるわけで、やはり占星術の解読は個々の国に対応したもので良かろうかと思います。
にしても。
ヨーロッパのように隣接した地域に国土を並べていると、朝鮮半島の二つの国ほどではないしにても、かなり近似したチャートになることは間違いありません。
次の春分図にしても、ヨーロッパの国々は地平線上に月・土星の合とジュノーの三つがあり、他の大半の星が地平線下に沈んでいる構図になります。
これはざっくり見たときに、あまり良い印象をもたらしません。
ヨーロッパの国々全体に、この月・土星のコンビネーションは、「悲観」や「冷え込み」などをもたらしそうに思えるからです。
ジュノーはおそらく災害、気象という形でヨーロッパに被害を与えると考えられます。
ジュノーは地震誘発天体の代表格ですが、この天体の作用は地震という形を取るだけではありません。
2010年の夏以降の観測では、中南米の豪雨や洪水の被害にも一枚噛んでいることがわかっています(ジュノーだけではないのですが)。
ヨーロッパで地震が発生しやすいのがイタリア半島付近ということを考えると、地震の被害が出やすいのはイタリアか地中海沿岸、他の地域では水害や異常な熱波や寒波の被害という形で出るのかも知れません。
ジュノーが火星とオポジションであることも考慮すると、やはり大規模火災や爆発事故なども過去の事例から高い確率で起き得ると言えるでしょう。
このジュノーとMCが合になるのが、フランスやイギリスです。
テロといったことも警戒すべき項目に入れるできでしょう。とくにイギリスは。
ルーマニア、ブルガリア、ギリシアなどの経度の国々は、MCと土星・月が合になります。
この解読はやや難解ですが、国家としての試練があると考えて良いでしょう。これらの経度の国々のどこかで、政府が大きな障害、暗雲を見ることがありそうです。
またヨーロッパのチャートでは、4ハウスに今回の太陽と天王星の合が配当される国があります。
イタリア以西の国々ですが、国土に思わぬアクシデントが起きる可能性が指摘できます。
この点でも、やはり今年のヨーロッパは災害が多いのではないかと思われるのです。
また他のアスペクトなどから、国の財政に関して、根本的抜本的な改革と改善を迫られる国が出てくるかも知れません。
国民の大規模なデモとか暴動。
クロアチア、ボスニアなど、紛争の多い地域は今回のヨーロッパのシビアなアスペクトを受け、さらに分裂的な混乱が生じることが危惧されます。
個人的に気になっているのは、オランダです。
ドイツは大きな転機、政治や制度の変化を迎えるかも。
アメリカもかなり厳しい配置だったのですが、ヨーロッパも同様に厳しいチャートです。
日本への影響も決して少なくないでしょう。
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