イベント・チャートにはそれぞれの国の事情、状況がある程度反映されているはずだからです。
フリーソフト、AMATERUによる砲撃事件発生時のチャートです。
見やすさを重視するために通常の主要天体だけ表示させています(地震誘発天体=カタストロフ誘発天体は入れていない)。

一応、これは14時30分で作成しており、場所はソウルに設定しています。
正確には14時36分ごろで、場所は延坪島にすべきなのですが、そう大きな差があるわけではありません。
こうしたイベント・チャートでは、とくに1ハウスと7ハウスの関係性の中で、どちらが韓国でどちらが北朝鮮なのかということを考察しなければなりません。
考える糸口はすぐに見つかり、7ハウスに土星があります。
これが現在の飢えや貧困にあえぐ、北朝鮮なのではないか?
1ハウスは空ですが、牡羊座にアセンダントはあり、その支配星は火星。
この火星のサビアンシンボルは、
「人々に脅かされ、拒絶されたペリカンたちが、自分の子どもを育てるためのより安全な場所を探す」
というものです。
私が今回の新月図の解釈で、
20日以降の月下旬(とくに22日前後)、社会的にも大きな事件が発生する可能性があります。
避難せざるを得ないような出来事が懸念されます。大規模な火災や事故という可能性も。
ということを予測していたのも、このサビアンを読んだからです。
この月の下旬、集約的に働きそうなのがこの火星と思えた。
この火星は、まさに「避難」に関するサビアンで、この立場に立たされたのはいうまでもなく韓国側です。
したがって、1ハウスが韓国、7ハウスが北朝鮮と解読して間違いない。
もう一つ7ハウスには金星があり、これは7ハウスの支配星でもありますが、このサビアンも興味深い。
「世代から世代に伝達可能な知識に到達するための、人類の広大で忍耐強い努力」
というもの。
サビアンの字面はよいですが、これを北朝鮮の事情に当てはめると、今回、金正日から正恩へ権力の継承が行われようとしている事情が伺えます。
しかも、この金星のコンディションはそう悪くない。
つまり7ハウスの北朝鮮には二つの面があり、貧困や飢えにあえぐ国民たちと特権階級の信じがたいほどの隔たりがあるように、チャートに出ています。
しかし、この金星は天秤座にあって強いですが、28度にあり、これから勢いが強めていくのではなく、現状の体勢があと2度しかない(もしや2年?)、あるいはこの2年間か2ヶ月程度の間に、この権力委譲を行おうという意志の表れかも知れません。
世襲できる国家。
古代の王権ではあるまいし、今時の私たちには「どうよ」って感じですが。
このチャートには表記されていませんが、土星はセレスとスクエアとなっています。
セレスは穀物の女神とも言われ、おそらく北朝鮮の壊滅的な農業事情を表していると思われます。
この土星は7ハウスを起点としてみたとき(北朝鮮中心で7ハウスを1ハウスとして考えた場合)、4ハウスの支配星となります。
4ハウスは北朝鮮にとっての国土です。
これが窮乏している。
権力委譲。
国土窮乏。
この二つの事情が、今回の軍事行動の背景にやはりある。
これは世間で評論家の方々が指摘していることと、まったく同じです。
一方の韓国ですが、火星は水星と合。月とオポジション(=180度)。
思考も感情も、この火星である怒りに支配された方向へ行きそうです。
これらの星は魚座の木星、天王星らとこれからスクエアを強化していこうという態勢で、韓国側から乱暴なアクションがあるとすれば、この火星のハードアスペクトが強化される月末から来月初旬にかけてという見方も可能です。
明日27日が米韓の軍事演習で、ちょうどこの時期に当たっているのが怖い。
この日はリリスは木星と天王星の間に割って入り、このアスペクトを助長させます。
実際にはこのリリスは今日から火星とはシビアなスクエアになっており、一触即発的な雰囲気を感じます。
事件発生時、火星はパラスと誤差のない合であったことは前回の記事に書いておりますが、これらのハードアスペクトはミュータブルサインで発生しており、全体に「破壊」の方向へ機能しやすい。
それでも北朝鮮(今回のチャートでは天秤座)と韓国(射手座)は、根本的には相性の悪い星座ではなく、北朝鮮の本当の狙いはたぶんアメリカにあるだろうと読めます。
チャートには表記されない6ハウスジュノー。
これは北朝鮮からすると潜在敵である12ハウスに該当し、このジュノーへの対抗措置というのが本音だと思われます。
今回のイベントチャートから、事態の解決に使えそうなのは、たぶん水星で、「コミュニケーション」しかない。
もちろんこれは話し合いで解決しようということなのですが、チャート上はそう読めても、実際にそれくらいで事が済むのか?
韓国国民の怒り(火星)は、そんなゆるいことでは済みそうもなく思えるのですが……。
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