運命は自らが決める・3 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

<運命は自らが決める・1>
<運命は自らが決める・2>
の続編です。

生まれ変わりの研究の中には、「人間関係の波及効果」「自業自得の原則」とも言うべきものがあるそうです。
これは臨死体験者や退行催眠によってトランスパーソナル(物質としての肉体を超えた)な状態になった被験者の証言によってもたらされていますが、生きてこの世にある間に、自分が行ったこと、それはすべて自分に返ってくるというものです。

たとえば私が誰かを不当に非難し、怒らせたとしましょう。
それで不愉快な思いをした人から直接でなくても、その私から端を発した怒りのエネルギーは、巡り巡って自分に跳ね返ってくるのです。
自分自身、怒らなければならないような事態に遭遇してしまうのです。

冥王星の作用を強く受けている私は、この効果を誰よりもよく肌で感じ取っています。
たいがいは些細なことが多いのですが、その些細なことで人を批判していると、逆に自分が批判されるような目に遭うのです。


いわれなき暴力で人を傷つけ、いい気になっていたら、とんでもないことになります。
その暴力の波動は、かならず自分自身に返ってきます。暴力そのものではないかも知れませんが、その人にさらに凶暴なものを助長させるような嫌な出来事になって起こってくるかも知れないのです。

私は先日、あるところで狂ったように喚き散らしている男性を見ました。

まるでケモノのようでした。
理屈を喋ってはいるのですが、自分の言いたいことしか言わない。
自分のことしか考えない。
自分の子どもに向かって、まるでヤクザのような脅迫を行って、平然とし、悪びれた様子もない。

またあるとき、私はあるアパートのブロック塀のところでしゃがみ込んで遊んでいる姉弟を目撃しました。
やおらドアが開き、中から出てきたおそらくは父親と思われる男が、その姉弟に向かってゴルフクラブを振り上げました。

ビュッ。

鋭い音を立てて、ゴルフクラブは姉弟の頭上をすれすれを通過して、ブロック塀をパッシーンという音を立ててたたきました。
まかり間違っていたら、姉弟の頭蓋が確実に割れるような憤りに満ちたものでした。

目を疑いました。

何が気にくわなかったのか。
外で遊ぶ子どもたちが気に入らなかったのか、そのときの声がうるさかったのか。

ただ単に苛立っていたのか。

けれど。
そうして発した彼の怒りや憎しみは、また別な形で彼の元に戻るでしょう。
そのとき彼はその不愉快さに荒れ狂い、また周囲に迷惑をかけるのでしょう。
そして、彼の身辺では憎悪の無限ループが起きます。


こうして人は壊れて行くのです。
これは逆スイングバイです(スイングバイについては、テーマで検索下さい。過去に5つの記事があります)。

人を食い物にする、人に暴力ばかりをふるう。
理性的な話も通じない。
自分の快楽やエゴばかりを大事にする。

普通の人間から見たら、異常とも思える人たちはこうして自らの運命を自らが作り出しているのです。


ここで、私から皆さんに是非、知っておいてもらいたいことがあります。

この人間関係の波及効果、これは詰まるところ仏教思想の因果応報の法則なのですが、これは生身の人間対人間だけでなく、このようなブログやネット上でも発生します。
これは一種の絶対法則なので、たとえば誰かのブログやどこかの掲示板に

「匿名だから自分だって分からないだろう」
「からかってやろう」
「気に入らんな。思いっきり悪口書いてやろう」

こんな動機でコメントを書き込んだりすれば、それはUPさせようがされまいが、その悪意は自分に返ってきます。
また自分のブログで、非常に口汚く他人のことをこき下ろす記事を書いている人もいますが、私はこういった方の未来に非常に悲しいものを感じます。
お気の毒だと思います。

二重の意味で。

気に入らなければ、本当は無視すればよいのです。
それをあえて書かずにおれないのは、本当はその人の中に「そうせずにはおれない」動機、本当の原因があるのです。
それはたいていお気の毒なものです。

そして二つめの理由は、因果応報の法則で、自分の発した悪意がかならず返ってきて、その人を苦しめることが分かっているからです。

このブログは、本当に良い読者の方がたくさんについて下さっているようで、感謝に堪えません。
それでも時折、悪意を感じさせるコメントがあったりします。
今では、私はそれを決してUPしません。
取り上げることがあるとしても、昨日の記事のようにかなりの時間が経過し、悪意が風化したものに限られます。

なぜかというとリアルタイムで承認してUPすることで、より多くの人がそれを目にし、不愉快な思いをすることが分かっているからです。
そしてコメントを書き込んだ人は、その分だけ大きな反動を受けるかも知れません。

ネット上で発する悪意もまた、かならず本人に跳ね返ります。
その結果、運勢的にツキを落としてしまったり、周囲から不愉快な思いを受けたりということが、現実に起きてきます。

だから、私はこのブログ上で決して個人を名指し攻撃しないし、政治家や公人の事件や出来事を取り上げることはありますが、その人に対する個人的な感情は、それがネガティブなものなら書かないようにしているのです(良い印象はもちろん書きます)。

どうか、皆さんも気をつけてください。
これらは科学的なアプローチで行われている魂に関する研究報告から出ている情報なので、まじめに受け取っておいて損はないと思います。

長くなってしまいました。

カルマ、業についての考えを書こうと思ったのですが、明日にスライド致します。
この因果応報の法則と、カルマは大きな関わりがあるのです。


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