<運命の人は誰ですか? 2>
の続編。
基本的には出生図の解読。
そこに現れるあなたの将来の配偶者像。
それをまず読み取り、イメージしていくことが第一。
相手(のチャート)がそれに合致していれば、運命の人である確率は高まる。
これが昨日の記事でした。
今日は、では、二人のホロスコープのどういった部分を注意して見ていったら良いか、具体的に「運命の人」はどのようなチャートの関係性を持っているか、というお話。
ここでまず私は、ちょっと意外に皆さんが感じるかも知れないことを、まずお伝えしておきます。
それは動きの速い星同士をまず重視するというものです。
筆頭が太陽と月、そしてアセンダント、などです。
太陽と月は自分と配偶者の関係の象徴にもなっていきますから、当然、重視します。
なぜそうなのか、ということは<1>の記事にお出ししたたとえを読んでもらったら理解しやすいと思います。
相互の太陽と冥王星のトライン(調和・幸運)が成立していても、それが成立する関係はものすごくたくさんいます。
またA夫さんとB子さんのチャートの中で、土星と土星がトラインになっているとします。
もちろんそうなっているに越したことはないのですが、土星は動きがやや遅く、一つの星座を出るのに2年ちょっとくらいかかったりしますから、A夫さんB子さんと同じ年、あるいは前後の年に生まれた人は、みな同じ条件なのです。
このようなものだけで、二人の関係性の良さや縁の深さを測るわけにはいかないのです。
とくに動きの遅い星、トランスサタニアンなど、自分と同世代の人は皆、同じ星座に天王星、海王星、冥王星を持っています。
これらよりも、動きの速い星。
たとえばA夫さんの太陽が射手座10度と、B子さんの月も射手座10度で、完全に合になっている。
このようなケースのほうが、よほど運命的な説得力があるのです。
たしかに月は毎日、地球のまわりをぐるぐる回っていて、非常に動きが速い。
一つの星座を出るのに二日半程度。
一ヶ月の内に、かならず天宮12星座を一周以上します。
ということは射手座10度の月を持つ女性も、ひと月にかならず1回は生まれるチャンスがあることになります。
年間でいうと、13回程度は射手座10度が巡ってきます。
それでも。
逆に動きが速い星だからこそ、たまたま巡り会い、お付き合いを始めた女性が自分の太陽と完全な合になる月を持っているというのは、無視できない偶然の一致です。
月は本当に動きが速く、だいたい2時間もすれば、1度動いてしまいます。
つまり射手座10度の月を持つ女性は、ひと月に1回、生まれるチャンスがあるが、その日がやってきても10度になる時間帯は、
たったの2時間しかない
のです。
そのまさにピンポイントを突いたかのような出生を果たした女性。
それが今、A夫さんの目の前にいる。
これはA夫さん運命の人である可能性を、かなり高く持っていると言えるでしょう。
またアセンダントですが、これは恋人ではありませんが、長く友人関係を続けているある女性二人。
この二人は、アセンダントが共に水瓶座1度と2度で、非常に誤差の少ない合になっている例もあります。
アセンダントは天体ではありませんが、太陽や月と同様に、その人のこの世でのありように深く関係しているポイントです。
しかも、アセンダントは4分に1度、動きます。
アセンダントは東の地平線ですから、1日で12星座を一周します。
だから水瓶座1~2度になることも、1日にかならず1度はあるのですが、その時間帯はピンポイント、たったの8分間しかないのです。
そんな関係の二人が出会って、なぜかずっと友達関係でいる。
縁も切れず。
こういった不思議も、人の縁をチャートが表示している一つの証拠といえるでしょう。
そして、同様に夫婦関係でも、このアセンダントと太陽、あるいは月などの関係は重視すべきと私は感じています。
男女の問題だと、つい占星術師も、やれ火星だ金星だと、男女関係をストレートに表示する星に目がいきがちで、もちろんそれも特に相性では重要なのですが、人の縁を読み取ろうとするときには、上記のような非常に動きの速い星と、太陽、月などの関係性に着目する方が間違いがないように思います。
ただ。
こういったものだけを重視するのも間違いです。
明日は、太陽と土星、月とトランスサタニアンのような関係性の中にも、縁が表示されることがあるというお話になります。
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