運命の人は誰ですか? 2 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

<運命の人は誰ですか? 1>の続編。


まず「運命の人」について、理解しておいてほしいことがあります。
ここでいう運命の人というのは、自分が結婚などといった形で結ばれるべき相手のことです。

人は生まれてくる前に、魂の計画書、ブループリントを作成する。
それがこの世的に表現されたものがホロスコープ・チャートである。

これが私の解釈です。

生まれてくる前に立てられた計画。
その中で「今回の人生では一人で生きていこう」ということを選択していない限り、結ばれるべき相手はかならず存在します!


相談者の多くは、

「私、結婚できるんでしょうか」

と、どんなに若くきれいな女性でも、意外に悩んでいたりしますが、ほとんどの女性は大丈夫です。
例外的に上記のように、「強くなるために一人で」「他にやるべきことがあるので一人で」などといった場合があります。

そして結ばれるべき相手を設定している人の場合、だいたいその候補者は複数存在しているようです。

え? なんでそんなことが言えるのかって?

だって、離婚した人も、配偶者を喪った人も、再婚してるじゃないですか、現に。

もし結ばれるべき相手がたった一人しか設定されないのなら、一度相手を失ったらもう二度と手に入りません。
巡り会いません。

この世で起きることは、魂の計画に沿ったものであるというのが基本。
だから、当然、結ばれるべき候補者は複数存在していると考えられます。

それがたった1回で終わる人もいれば、2回3回と経験を必要とする場合もある。

この結ばれるべき相手が複数存在するというのは、いくつもの神秘思想の中にも古来、言われていることですが、現実的に考えれば、当然そうである、ということにもなります。

この、あの世で結ばれる可能性、その約束をしてきた相手。

これは基本的にその人本人のホロスコープの中に、「影」があります。

たとえば女性だと太陽(配偶者を表示する)のコンディション(男性は月が配偶者)。
また男女とも7ハウスの中にある星や、7ハウスの支配星。

太陽(月)や7ハウス支配星が接近のアスペクトを結んでいる天体なども重視されます。

もちろん、それらの星が入っている星座、エレメント。

こういったことも考慮に入れ、私たち占星術師は「この女性はどんな男性と結婚するんだろう」というイマジネーションをかき立てて行きます。

まず何事も出生図の中にすべてがあるはずなので、ここからスタートします。

それから相手の男性のホロスコープを検証します。
そしてイメージされた結ばれるべき男性とどの程度に近いか。

ここを考えなければなりません。

このプロセスが、第一です。

絶対に外してはならない部分です。

あの、これは註釈ですが、ここで問題にしているのは結ばれるべき相手で、だからこそこのプロセスが一番目なのです。
たんに相性を見るだけなら、極端な話、このプロセスなして見ることも可能です。
ただ、「相性を見てほしい」という希望の多くは、結婚ということも視野に入れています。
相性だけを問題にできるのは、その恋愛がただの遊びで、どの程度の相性なのか興味本位で知りたいだけ、というケースに限られるでしょう。
本来、相性と縁は別物で、結ばれるべき相手はまさに縁のある相手のほうであることが多いです。
相性という言葉の中に、そうした縁の要素を盛り込んでみている鑑定家もいらっしゃると思います。
それはそれでよいと思います。

要するに縁の深さを見落とさないこと。

これが重要なのです。

さて、いよいよ次回は、二人のホロスコープのどういった部分に、その運命の人が表示されるのか。

それを解説していきます。


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